出版社内容情報
日本人、日本社会に深く浸透している『論語』。それはどのようにして生まれ、どのように読み継がれてきたのか。孔子の人物像や人生に焦点をあて、新たな視点から『論語』を読み解いていく一冊。人間孔子がわかれば、ますます『論語』は面白い!
内容説明
「人間孔子」に焦点をあて、論語が生まれたワケを孔子の人生を通して検証する。生きた孔子像に迫ることで、新たな視点から「論語」を読み解くことができる。
目次
序章 日本人と『論語』を考える
第1章 中国の古代世界の基礎知識
第2章 孔子は生まれながらの聖人だったのか―出生から修業時代まで
第3章 孔子は現世の落伍者だった―思想家、誕生への道
第4章 原初、『論語』は反体制の書だった
第5章 『論語』はなぜ体制の書に変貌したのか
第6章 日本人と『論語』と権力構造
第7章 『論語』と算盤を合体させた男―渋沢栄一
第8章 日本の経済主義と儒教的経営の相関関係
終章 孔子とアジアと日本人を考える
著者等紹介
井上宏生[イノウエヒロオ]
1947年、佐賀県の生まれ。ノンフィクション作家
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