わかるユダヤ学

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  • サイズ B6判/ページ数 363,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784534034496
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0039

出版社内容情報

なぜユダヤ人は世界中に散ったのか、なぜ迫害を受けるのか、そしてなぜイスラエルに戻ってきたのか――。本書は、彼らの歴史をひもときながら、その本質に迫る一冊。現代イスラエルが抱える問題点まで、ユダヤのあらゆる疑問への答えが本書にある。

内容説明

なぜ、ユダヤ人は優秀なのか?なぜ、迫害されるのか?なぜ、パレスチナ問題が起きたのか?“考える大人”のための入門書。

目次

序章 なぜ「ユダヤ学」なのか
第1章 聖書とパレスチナ世界の始まり―実はけっこう多彩で栄えていたイスラエル王国
第2章 ラビのユダヤ教の成立―現在のユダヤ教の基礎は、どのように確立されたのか
第3章 中世におけるユダヤ思想の動き―実はダイナミック?現代にいたるユダヤ知性の源流は中世に
第4章 フランスで解放されるユダヤ人―解放により、逆に「反ユダヤ」の感情が育まれてしまう
第5章 ドイツにおける反ユダヤ主義―なぜドイツでホロコーストが引き起こされたのか?
第6章 シオニズムからイスラエル建国へ―実はナショナル・ホームなど建設したくはなかった!?
第7章 欧米文学のなかのユダヤ―離散の民ならではの多様な悩みが表現される
第8章 文学から読むイスラエル社会―さまざまな出自、さまざまな考えの人々が住む国の現実とは
第9章 ヘブライ語とユダヤの暮らし―ユダヤ人の暮らしを結ぶヘブライ語と宗教
第10章 「ユダヤ学」とは何か―ベルリンで始まったユダヤ学は、21世紀に何をめざすのか

著者等紹介

手島勲矢[テシマイザヤ]
1958年、熊本生まれ。1983年、エルサレム・ヘブライ大学ユダヤ思想学科・聖書学科卒業。1997年、ハーバード大学大学院中近東言語文化学部博士課程卒業。Ph.D.取得。立教大学、明治大学などの非常勤講師を経て、現在、大阪産業大学人間環境学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

8
ユダヤに関する本は何冊か読んだけど、確かにこれはわかりやすい。けれどもやっぱり難しい。だって、ユダヤ人が民族なのか、ユダヤ教を信仰している人のことなのか、それすらも立場によって意見が違うのだ。やっぱりわからないのは、パレスチナをはじめとするアラブ諸国に対する態度。十戒の「汝殺すなかれ」と、どう折り合いをつけているのだろう。自分たちが存在を許されなかったときのことと、自分たちが存在を許さないことの間で揺れる心はないのだろうか。ユダヤの神は、平和を望んでいないのだろうか。2018/06/13

いとう・しんご

0
旧約の昔からイスラエス国家までのユダヤ人の歴史を述べた後、最近のユダヤ人文学者やイスラエルの人々の宗教儀礼、ユダヤ学について簡単な説明が付属している。見開き2~3ページに一つの項目をまとめてあり、また図版も多くて読みやすい。旅行ガイドブックみたいで親しみやすい一冊。ただし、18世紀東欧のハシディズムについての説明が随所で抜けているのは、マニアックな人には不満かも・・・って僕のことか(^^;2021/01/28

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