出版社内容情報
ベンチャー企業のはしりともいえるオムロン(旧:立石電機)で40年間、経理一筋に歩んできた著者が、そのなかで培ってきた経理マンとしてのものの見方や考え方を披露。株主総会や経営分析の話はもちろん、経理マンの人生設計まで言及し、後輩にエールを贈る。
内容説明
経理に対する見方が変わり、目からウロコが落ちる珠玉の24編。
目次
第1部 強い経理が会社を伸ばす(私が経理の仕事を選んだ理由;道具が会計を変える;株主総会の意義とこれからのあり方 ほか)
第2部 楽しい生き方が仕事を支える(すぐれたトップと良い会社;着るものが人をつくる;本でわかることわからないこと ほか)
著者等紹介
陣川公平[ジンカワコウヘイ]
1930年(昭和5年)中国瀋陽(旧奉天市)に生まれる。59年京都大学経済学部卒業後、立石電機(現オムロン)株式会社に入社、主に、企画、経理、財務畑を歩く。元オムロン(株)副会長、元京都大学経済学部非常勤講師、公認会計士、税理士
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感想・レビュー
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ほし
14
現オムロンがまだ立石電機という名前だった頃から経理を務められた、陣川公平氏による一冊。およそ20年前に、当時70歳の方が書いた本とは思えないほど、今でも通用する内容となっており、著者の見識の高さが伺われます。第一部は会計に纏わる内容、第二部はよりバラエティに富んだエッセイのような内容なのですが、稀有なことにその第二部もちゃんと面白く、誠実さが感じられる文章でした。オムロンはROICを活用するなど会計に強い企業の印象がありますが、それはこのような先人により築かれた礎があったからだったのかと納得しました。2022/12/13
fumikaze
3
読みやすい経理本。2019/12/10
Cinejazz
0
京大経済学部卒の経理マン人生訓。 「経理は単なる計算技術ではない。ものを見る眼、ことを判じる心がなければ企業経理は生きない。」(N図書館除籍本) 2017/10/16