出版社内容情報
2000年3月からの電力の小売自由化により、現在激しい競争下にある電力・ガス業界。その最新事情、各社の実力比較、エネルギー産業のしくみと環境への取組み、業界の将来などについて、社長や異能社員へのインタビューも交えながらわかりやすく解説する。
内容説明
本書は、一九九七年一一月に発行した『最新・業界の常識 よくわかるエネルギー業界』の改訂版として執筆したもの。この三年間の業界の変わりようはすさまじく、ほぼ全文にわたって書き改めた。前版の『エネルギー業界』の中から「石油業界」の部分をとり、改訂版では「電力・ガス業界」に絞ってその新たな動きをより詳しく加筆する。
目次
1章 「安定」から「競争」へ―エネルギー業界新時代
2章 IT革命・FT導入で何がどう変わるか
3章 現体制維持に苦心する電力業界
4章 天然ガスで飛躍をはかる都市ガス業界
5章 地球環境への対応と環境ビジネスの展開
6章 競争時代の人事政策
7章 電力・ガス業界を変える異能社員たち
著者等紹介
最首公司[サイシュコウジ]
1934年東京都出身。最首事務所代表。日本アラブ協会理事。(社)海洋産業研究会客員研究員。56年上智大学新聞学科卒業後、東京新聞社入社。一貫して資源、エネルギー問題を担当。その間、イスラム経済研究会を主宰し、産油国首脳と親交を結ぶ。第1回石油文化賞(78年)、エネルギーフォーラム普及啓発賞(93年)を受賞している。2000年3月に退職後、「地球環境とエネルギー」をテーマに執筆・講演活動をしながら、駐日サウジアラビア大使私設経済顧問として日サ経済関係の強化に努めている。主な著書として、『聖地と石油の国サウジアラビア』(ホーチキ出版)、『インビジブル・エナジー・クライシス』(編著、電力新報社)など多数
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