内容説明
複雑系という斬新で、画期的なフィルターを通すと、私たち自身の生き方、会社組織の有り様、そして国の成り立ちなどが、まるで違ったものに見えてくる。その視点の転換を、ぜひ体験していただきたい。
目次
序章 複雑系とはなにか?
第1章 線形と非線形
第2章 自己組織化
第3章 フラクタル
第4章 相転移とゆらぎ
第5章 収穫逓減と収穫逓増
第6章 カオス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
natsu
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「複雑系」ってのがなんか面白そうだったから、大学の図書館でレンタル。よくよく調べてみると、7~8年ぐらい前に流行ったらしいけど…知らなかったなぁ。で、線形と非線形とか、フラクタルとか聞きおぼえない言葉も多かったけど、勉強にはなった。でも、カオスの説明は気に入らないかなー…だって、そもそも「秩序」って、対象を人が勝手に観察してこれが法則っぽいなって決めたものじゃん。そこから外れたもの(=カオス)が現れたら、普通、その秩序の方が観察者の恣意的な見方によるものだったって事なんじゃないの?秩序は絶対じゃないんだし2011/02/03