出版社内容情報
RM(レベニュー・マネジメント)とは、消費者行動を綿密に分析し、収益が最大になる
ような価格で商品・サービスを提供する手法。リストラなき収益確保の切り札ともいえる。
本書は、「収益管理」という考え方のすべてを体系的にまとめた、日本で初めての本。
内容説明
あなたの会社は「拒食症」!?企業内部のやりくりで利益を絞り出すのは、長期的に見れば自社の首を絞めることになる。「焼き畑」式戦術には限界があるのだ。「処方箋」はここにある!利益の源泉は市場であり、顧客である。その顧客一人ひとりの姿を浮き彫りにし、利益に結びつける方法を極限にまで高めた実践手法が「RM」。「ウォールストリート・ジャーナル」紙も「大流行間違いなし」と称えた経営手法のすべてを紹介。
目次
第1章 旧来のやり方は通用しない―企業を救う新アプローチ
第2章 埋もれた三億ドルを掘り出す!
第3章 収益を極大化するRMの核心
第4章 ダビデの敗北―ピープル・エクスプレスvsアメリカン航空
第5章 RMなら不確実なマーケットでも儲けられる
第6章 RM成功のプロセス
第7章 ナショナル・カー・レンタル・システム社の奇跡
第8章 RMが抱えるリスクと落し穴
第9章 RM発マーケティング・ルネサンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海老庵
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10年以上前に書かれた本だけれども、本質的に古びていないし、これを実現していない企業もまだ多い。とても参考になった。RMシステムは書かれた当時には大企業が経営判断で大規模投資を行わなければならないものだったけど、現在なら中小企業でもPC+サーバーでどうにか出来るレベルだし、CRMやソーシャルマーケティングの出現と発展によって個人商店でも充実したRMを仕掛けられる環境になった事を読みながら改めて実感した。2011/07/11
高島津諦
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卒論の参考に拾い読み。分かりやすく書かれている半面、ビジネス書って感じで、学問研究にはどの程度使えるのかは疑問。なんて、拾い読みなのに偉そうなことを言ってはいけないか。2010/03/15