出版社内容情報
“第二半導体”ともいわれ急成長する液晶。新しい応用商品が次々に生まれ、事業規模は拡大し続けている。本書は、「液晶の製造工程」を具体的に紹介しながら、液晶のしくみ、現在の問題点、技術動向、参入企業の顔ぶれなどについて、わかりやすく解説する。
内容説明
軽い、薄い、省電力を武器に、パソコン、テレビ、携帯電話、ゲーム機など、液晶が広範な分野で大活躍!いまや“第二の半導体”として、ハイテク日本を支えるお家芸の一つに急成長している。液晶はどのようなしくみになっていて、どのような工程で作られているのか?また、先端技術は液晶をどう進化させてきたのか?わかるようでわからなかった「液晶」の秘密が見えてくる。
目次
第1章 液晶ディスプレイの素顔(見た目には簡単な構造をしているが…;液晶とは何だ? ほか)
第2章 それぞれの製造工程を眺める(透明な電極ITO;ポイントとなる「偏光膜」をつける ほか)
第3章 液晶のカラー化(掛け算と足し算のカラー化テクニック;色を囲い込むブラック・マトリックス ほか)
第4章 独自技術で競う各社(「MIM」で気勢あげるセイコーエプソン;「強誘導性液晶」をものにしたキヤノン ほか)
第5章 液晶ディスプレイを装置へと組み立てる(懐中電灯をもった生徒の行列;ゲート・ドライバーとデータ・ドライバー ほか)
第6章 液晶ディスプレイ市場とメーカー(主流となったカラーTFTディスプレイ;世界第二位の“液晶国”韓国 ほか)