出版社内容情報
誰しも自分は論理的に考えて行動しているつもりだろうが、実際はそうではない。日本人的な思考や習慣がそうすることを邪魔するからだ。本書では、結論としての主張を明言し、正しい根拠を相手にわかりやすく示すためにはどうすればいいのかを解説する。
目次
第1章 論理的な思考とはどういうものか
第2章 正しい論理の基本(はじめに―論理的であるために満たすべき条件;演繹関連の話―演繹…論理における真と偽;帰納の話―帰納…演繹とは別の世界の推論 ほか)
第3章 日常生活で「論理的」であるための指針(指針の展望;「主張と根拠のつながり」についての指針;「示す」という点からの指針 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
繭希
1
論理的とは、主張とそれを論理的に正しく支える根拠があること★ネタかと思うほどに、論理的であることを貫き通す本。論理学の入り口にもなるかも★結論の正しさと論理的な正しさは別★日本人がやりがちな、論理的でない話の展開のさせ方…羅列型。「つまり」などの接続詞で結べない文は思いつきの集まりでしかない★思いつきの主張で根拠を後から考えるのは論理的ではない★批判的に考えよ。その文は論理的な根拠に支えられているのか?2016/03/15
Q!たかあき
1
身に覚えがあって反省した。しかし、普段から理詰めで考えるの面倒だなぁと思っているのでまったく出来てないし、そもそも分かっていないなと思った。普段から気をつけないといけない。もっかい読も。2015/07/24
うひ。
1
日本人の多くが人に何か頼むときには理由を述べることよりも懇願によって相手の感情に強く働きかけようとします。会議などで、どってちかずではなく、一方を支持し、かつ、支持する根拠をそえた発言が問題解決に具体的に貢献する発言となる。その人なりの意見を率直に述べるべき。批判的に考えるとは、これで私は納得できるのか、と考えるところです。本当にそうなのか疑問を抱き、自身で判断していく。「意見は戦わせるものなのです。」2014/12/06