内容説明
中国古典のエッセンスを周辺知識を交えてやさしく解説します。
目次
第1章 諸子百家の人々と活躍した時代
第2章 始皇帝からの中国の歴史を見る
第3章 孔子の人となりと『論語』がわかる
第4章 性善説をとなえた孟子の思想
第5章 時代の勢力を二分した墨家の思想
第6章 老荘思想と道家の人たち
第7章 性善説をとなえた荀子の思想
第8章 国を立ち直らせる韓非の思想
第9章 侵略戦を勝つ『孫子』の兵法
第10章 儒教の経典 四書五経
第11章 歴史書と「雑家」の人たち
第12章 日本人に親しまれる小説と漢詩
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
3
『この一冊でわかる 中国古典』読了。もうすぐ試験なんですやんやん、中国の古典な思想あんまりまだ自分でかためきれてないので、ご本にお手伝いしていただきます。すごく入門というか入門以前に興味もつひとだれでもウェルカムな雰囲気で、かつ歴史や文化も踏まえた包括的な記述で、助かりました。2017/12/04
mittaka
1
中国古典について理解が深まった。現代でも役立つ故事ことわざの多くが中国古典に由来していることを改めて認識した。 古代の刑罰制度や三国志と三国志演義の関係も興味深い。詩に関して私は李白(七言絶句)より杜甫(五言律詩)のほうが好き お気に入りの故事ことわざ八つ: 恒産無き者は恒心無し(孟子) 足るを知る者は富む(老子) 明鏡止水(荘子) 逆鱗に触れる(韓非子) 青は藍より出でて藍より青し(荀子) 巧遅は拙速に如かず(孫子) 小人閑居して不善をなす(四書五経) 備えあれば患いなし(春秋左氏伝)2025/03/01