出版社内容情報
非線形システム理論を基に経済システムを捉え直し、線形システムを中心とした従来の経済学では解けなかった、理論と現実を埋める新しい経済学のパラダイムを提供。
内容説明
これまでの経済学ではとけなかった理論と現実の溝を埋める新しい経済学のパラダイム。
目次
第1章 新しい経済学のパラダイムを求めて
第2章 複雑系という科学
第3章 経済学における非線形力学系の理論の導入とその意義
第4章 非線形力学系の理論による景気循環理論
第5章 経済システムの自己増殖
第6章 構造から動態へ
第7章 複雑系経済学の可能性
付論1 非線形システムとは何か
付論2 非線形力学系の理論の基礎
付論3 複雑系解析のための数学
著者等紹介
吉田和男[ヨシダカズオ]
1971年京都大学経済学部経済学科卒業。博士(工学および経済学)。大蔵省、大阪大学経済学部助教授、京都大学経済学部教授等を経て、1997年より京都大学大学院経済学研究科教授
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