内容説明
雪の結晶やミツバチの巣から、車や飛行機のデザイン、近代建築…。身のまわりのかたちについての「おや?」と思わせる話で、知らず知らずのうちにあなたも物知りに。私たちの日常生活がいかにかたちに制約され、また、いかにかたちを規制してきたか、わかりやすく解説する。
目次
第1章 暮らしとかたち(なぜマルサンカクシカクなのでしょうか―三角形のちから;お守りはなぜ効くのでしょうか―神さま、仏さまのかたち ほか)
第2章 自然とかたち(砂漠の縞模様はなぜできるのでしょうか―「右へならえ」をする性質;雪の結晶はなぜ六角形なのでしょうか―はかない美 ほか)
第3章 建物とかたち(現代人はなぜ四角い家に住むのでしょうか―地震が好むかたちなのに;法隆寺夢殿はなぜ八角形なのでしょうか―円と正方形の結婚 ほか)
第4章 生物とかたち(生物のかたちはどのようにしてできるのでしょうか―遺伝情報の伝わりかた;指紋の凸凹はどのようにしてできるのでしょうか―生物たちのフラクタル次元 ほか)
第5章 テクノロジーとかたち(車の中央部はなぜくびれているのでしょうか―モンロースタイルと空気抵抗の関係;車のタイヤはどのように動くのでしょうか―回転の秘密 ほか)