内容説明
本書は、教科書のワクからはみ出した“風変わりな世界史の庭園散歩”への招待状。過去に生きた人々の息吹を感じさせる、歴史のドラマをいきいきと再見。知らなかった世界がそこにある。
目次
プロローグ―過去を見る“まなざし”、過去からの“まなざし”
人間の欲望と所有への情熱が世界史を織りなすタテ糸だった
ときの権力者は空間を自由にデザインし人と人とを結びつけた
文字社会に生きる者の喜びと悲しみは古代の人も十分に味わった
聖なるものへの憧憬と恐れ―歴史をつき動かした宗教的熱情の跡
富と栄進への夢はしばしば無辜の民を踏みつけにした
民族の統合と分離は、近代世界史を織りなすヨコ糸だった