内容説明
メゲそうになる心を支える―『般若心経』。人生にふりかかってくる、さまざまな問題―。苦しみ、悩み、迷う日々…、どう解決したらいいのだろうか―。『般若心経』は、わずか262文字から成り立つ、超ミニサイズのお経。そこには、仏教の教えのエッセンスが凝縮されている。『般若心経』をどう生きるか―。おおらかに、自由に、こだわりなく生きていく自信と知恵がわいてくる。
目次
序章 苦しみがなくなる―「六波羅蜜」の智慧
第1章 見返りを期待しない―「布施」のこころ
第2章 戒は破るためにある―「持戒」のこころ
第3章 耐え忍んで生きる―「忍辱」のこころ
第4章 正しい努力をする―「精進」のこころ
第5章 あたりまえに生きる―「禅定」のこころ
第6章 こだわるな!自由であれ!―「智慧」のこころ
終章 “空”を会得する―「般若」の智慧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayu
3
ひろさちやさんの著作の主張はどれを読んでも一貫していて、それを様々な角度から説明されているだけだと思うのですが、この本の冒頭にもあるように「空」は実践によってしか理解出来ないようで、私も実際やろうとしてみてはしばらくすると誤った考え方に迷い込んでしまい、何度も著作を読んでその度に軌道修正しているような感じです。でもそれでいいんだよ、ということも「持戒」の章に書かれています。実践するかしないかは別としても、手っ取り早く仏教(禅?)の考え方を知りたいという方にもわかりやすく説明されていると思いました。2016/02/10