内容説明
本書は、現在、あらゆる分野から注目を集めているニューサイエンスの動向を、旧パラダイムと比較しながら概観し、その全体像を再確認しようとしたものである。
目次
物質編（１ 解けないままの最初の疑問；２ デカルトの科学哲学と還元主義；３ 世界を機械とみなして近代科学は発展した；４ 物理学のターニング・ポイント；５ 量子力学と不確定性原理；６ 新しい物理学の示す世界像；７ 見直しを迫られる科学の常識；８ 根源探しを続ける現代物理学；９ 未来を示唆するニューパラダイム）
生命編（１ 生命とは何か？；２ 機械論的生命観の成立；３ 新しい生命観への動き；４ 散逸構造論から派生した新理論；５ 生命の秩序を語る有機システム論；６ 浮かびあがる新しい生命像；７ エリッヒ・ヤンツの自己組織化する宇宙説）
意識編（１ トランスパーソナルな帯域への希求；２ 西洋心理学の源流と展開；３ フロイトの精神分析学の展開と限界；４ “第３の勢力”＝マズローの人間性心理学；５ 心理学におけるパラダイム・シフトの時代背景；６ 人間の心は、脳の物理・化学的作用の産物か？；７ 意識の進化；８ 死と超個的帯域；９ 人類の意識進化の可能性を探る；１０ 意識の深化）
