目次
1章 寺院建築(寺院とは―教王護国寺(東寺)
本堂(飛鳥様式―法隆寺金堂;和様―浄瑠璃寺本堂;大仏様―浄土寺浄土堂;禅宗様―功山寺仏殿;折衷様―鶴林寺本堂) ほか)
2章 神社建築(神社とは―春日大社;本殿(神明造―伊勢神宮(内宮)正殿
大社造―出雲大社本殿
住吉造―住吉大社本殿
流造―上賀茂神社本殿・権殿
春日造―宇太水分神社本殿
その他の様式―宇佐神宮本殿) ほか)
3章 住宅建築(住宅とは―桂離宮;上流住宅(寝殿造―京都御所清涼殿;書院造―二条城二の丸御殿;数寄屋風書院―修学院離宮中御茶屋客殿) ほか)
4章 城郭建築(城郭とは―姫路城;天守(望楼型―姫路城大天守;層塔型―松本城大天守) ほか)
著者等紹介
中川武[ナカガワタケシ]
1944年、富山県生まれ。1972年、早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得退学。1986年、工学博士。専攻は比較建築史、アジア古代建築保存修復。1984年より早稲田大学教授。1977年、エジプト・ミニピラミッド建設実験に参加。以来ピラミッド調査と並行してアジアの古代建築の調査を継続。1991年よりベトナム・フエ王宮都市の調査研究。1994年より日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)の団長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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六点
7
多数の図版とわかりやすい解説で、日本建築の見方を素人にわかりやすく教えてくれる本。城郭建築で「虎口」の解説を見引き1ページ使って解説しているのに、笑ってしまった。作事(建築)は城郭建築では添え物に過ぎないのは確かである。2020/04/06
kino
4
率直な感想、勉強になった♪というよりも読みきったー!という読後感になります(笑)薄いからサクサク概要を掴めるだろうと踏んでいたのは大違いでした。めっっっっっちゃ内容が濃い。ただ用語につっかかりはするものの、とても分かりやすく、こんど建物を見る目線を確実に変えてくれるものでした。自分としては、住宅>神社>寺院>城郭建築の順に楽しめました。2015/09/09
史縁
3
日本の江戸時代までの代表的な建造物が寺院・神社・住宅・城郭の4章に分類され、豊富な写真と構造の正面断面図・部材の用語・解説といった説明が簡潔になされている。取り上げている建築物の所在地、アクセス、拝観時間、電話等の情報も掲載してあり、ガイドブックとしても使える。2025/04/26
kana
3
カラーで見られて、文章もページで途切れていることがない! 読みやすかったです。 結構専門的な用語が使われていますが、わからなくても十分楽しめると思います。2013/07/25
Mayu Iwata
2
趣味どストライクの本。通勤電車でにやにやしながら読んでました。こんなの読んでいると、旅に出たくなる!まだまだ見たいもの沢山あるぞ~、という気分にさせられる本でした。現実逃避ですね。2012/09/26