楽学ブックス
京都 和の色の歳時記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784533082054
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C2026

目次

春の色(菜の花色―大地を染める、緑がかかった黄色い花;桃染―可憐に美しく咲いた、花盛りの桃の色 ほか)
夏の色(杜若色―水辺に映える、赤みがかった杜若の紫;若苗色―田植えの頃、生き生きと育つ鮮やかな早苗 ほか)
秋の色(撫子色―秋にふさわしい、紫をおびた淡紅の花;萩色―丸い葉に、揺れるように咲く赤紅の花 ほか)
冬の色(鈍色―冬の空、または喪に服するときの着衣の色;薄墨色/氷色―雪降る京の景色のグラデーション ほか)

著者等紹介

吉岡幸雄[ヨシオカサチオ]
染師・染織史家・「染司よしおか」五代目当主。1946年京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。編集・広告の仕事をへて、’88年生家を継ぐ。植物・天然染料による染色を専らとして、日本の伝統色と染織の歴史を研究。古社寺の行事に関わり、国宝の復元に取り組む。2008年には成田国際空港第二ターミナル到着ロビーのアートディレクターをつとめる。2010年第58回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃも

13
奥深い色合い、趣のある名称、和の色は本当に魅力的だ。 取り上げられている色数はそう多くはないが、四季折々の京都の名所や祭事なども併せて紹介されていて、染織家・吉岡幸雄氏による京都和の色案内という贅沢な時間を堪能した。吉岡氏の、「「日本の色」とは、自然の佇まいをいかに身近に取り入れて、表現するかということに尽きるのである」という言葉に深く納得。自然の中に見出した色、それを歌に衣装に織り込んだ古の人々の美意識に只々ため息が出る。2022/06/11

Noelle

2
素敵♡ 染織家 吉岡氏の本はどれも平安の色を再現されていて、とても雅なものだけど、本書は京都を巡る花と色の歳時記。京都各地の身近な風景のなかのその季節ならではの、花を配したベストショットの数々。自然の中から生まれた色の由来が その写真に見事に表されていて。所々に記された 襲の色目の再現も吉岡氏ならでは。この本で紹介された季節にその花を愛でに出かけたいと思う。桜から追いかけて行こうかしら?2015/04/04

ごーや

1
色を、京都の自然や街並みから紹介した奥ゆかしい一冊。源氏物語からの引用が、それをいっそう引き立ててくれます。2012/05/30

kinaba

0
今度京都に行くので、ちょっと気分を盛り上げに。2013/11/30

奥山 有為

0
今まで読んだ「色の本」で一番素敵で読みやすい。2013/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2633728
  • ご注意事項

最近チェックした商品