内容説明
日々、細胞が消えては再生するように、感動の中味も時と共に変わる。心をゆさぶる感動が燃料となって生れた十年間のその時の記録。
目次
ブルカのマドンナ
方丈の家
冬の引越し
空に棲むもの
生きものの不思議
野の草からの教え
太神楽
ブルーポピーを探して
クラゲ
過ぎる。
プランクトン
空っぽでありたい
落ち葉
華やかな終わり
著者等紹介
堀文子[ホリフミコ]
1918年東京麹町に生まれる。旧女子美術専門学校(現・女子美術大学)日本画部卒業。日本画家として新制作協会、創画会等で活躍するかたわら、挿画、装幀なども手掛け、多摩美術大学教授を務める。神奈川県大磯に居を構え、長野県軽井沢にアトリエを持ち、イタリアのアレッツォでも創作活動、1992年には当地にて個展を開催。1995年から、アマゾンの熱帯雨林、マヤ・インカの遺跡などへスケッチ旅行。2000年には5000メートル級のヒマラヤ高地に幻の花ブルーポピーを尋ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モリー
61
落ち葉や微生物に感動したことがある方ならば、この画文集にも大いに心を動かされることでしょう。因みに、私はこの画文集の書影を見た瞬間に購入を決めました。この星に生命が誕生してから何十億年にもわたり、生命の営みが繋がれてきたこと、そして、私たち人類もその流れの中で共に生きていることが、落ち葉の中や、微生物の中に見出される瞬間があります。例えば、草木の枝分かれする姿と私たちの体内で枝分かれする血管の枝分かれに共通項を見出した瞬間、全ての命が繋がっていることに驚かずにはいられません。画家と私の感動が重なりました。2023/03/11
HANA
0
堀文子の世界に浸っていることがとても居心地が良い。 何事も過ぎないようにしよう。2019/05/15




