目次
ヨーロッパ(パリ(フランス)
ロンドン(イギリス)
マドリッド(スペイン) ほか)
アメリカ(カルガリー(カナダ)
サンディエゴ(アメリカ)
サンフランシスコ(アメリカ) ほか)
オセアニア・アジア(メルボルン(オーストラリア)
香港(中国)
大連(中国) ほか)
著者等紹介
三浦幹男[ミウラミキオ]
1931年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。旅と鉄道のギャラリー兼フォトライブラリー「トラン・デュ・モンド」代表。長年にわたり世界各地の鉄道などを多数取材・撮影し、内外に発表している。日本旅行作家協会等会員
服部重敬[ハットリシゲノリ]
1954年生まれ。富山大学経済学部卒業。名古屋鉄道(株)に勤務。1980年代に米国における路面電車の復活を見て以来、まちづくりにおける軌道系交通のあり方に関心を持ち、世界の都市交通を調査・研究している。日本交通学会等会員
宇都宮浄人[ウツノミヤキヨヒト]
1960年生まれ。京都大学経済学部卒業。日本銀行に勤務。東京大学経済学部非常勤講師。専門は、日本経済、経済統計。交通問題に関する著作も多い。日本交通学会等会員。『路面電車ルネッサンス』(新潮社、第29回交通図書賞受賞)ほかの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
10
LRTは長く息が続く観光よりも地域住民の生活に密着した交通システムとして位置づけられているところが圧倒的多数なので、変遷が目まぐるしい。車両も路線もすぐにデータが古くなる。この本は2008年初版なので当然のことながら今では見られない車両や新たに登場した車両もキリがない。データがすぐに古くなるは著者も認めている。さて、キャンブックスの定めなのか、欧州では未掲載・写真だけという都市が多数あり、それはベルリンのように主要国の首都であってもだ。ウィーンは載ってるのにベルリン未掲載はちょっとなぁという感じ。2022/06/23
えすてい
10
ページ数の都合上欧州と北米で大半を占め、オセアニアとアジアは付け足しなのは仕方ない。「LRT先進国」が西欧と北米だからだ。単に環境にいいとかまちづくりの賑わいの復活のお題目だけではLRTは整備できない。まずLRTは、街の事業としては黒字だが、運賃収入だけではたかが知れてる。まちづくりの事業として黒字なのは運賃収入ではなくまちづくりのシステムや法体系や税制で、公共交通機関にカネが入る仕組みが日本と根本的に異なる。過度な独立採算性に依存する日本はこのままで良いのか?コロナで各地のLRTはどうなってるのだろう?2020/09/25