目次
橘寺―聖徳太子誕生
向原寺・石川精舎跡―仏教の伝来
西琳寺―牟原の後宮
鶴林寺―法師かえり
道明寺―仏法の広まり
大聖勝軍寺―蘇我・物部の決戦
野中寺―船氏の里
飛鳥寺―馬子の寺
金剛寺―名工止利仏師
四天王寺―日本最初の官寺〔ほか〕
著者等紹介
南谷恵敬[ミナミタニエケイ]
1953年、大阪市に生まれる。大阪大学文学研究科博士課程修了。現在、四天王寺国際仏教大学教授、四天王寺執事
林豊[ハヤシユタカ]
1939年、大阪市に生まれる。関西大学卒業。大阪府職員、編集デザイン会社代表を経て、現在、ルポライターとして雑誌、地方紙、企業PR誌等に執筆。民族芸術学会会員、旅行ペンクラブ会員
沖宏治[オキコウジ]
1938年、広島県に生まれる。関西大学卒業。貿易商社在職中に写真家を志して退職、若狭成价・田中幸太郎両氏に師事して国画会等に出品。現在、写真工房UNISON主宰。書籍、雑誌、官公庁パンフレット、企業PR誌等の写真を担当
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感想・レビュー
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ムカルナス
9
聖徳太子ゆかりの寺のガイドブックだが、当時の太子をめぐる政治情勢や太子の功績を知るにも恰好の書。太子は後世の空海、最澄、親鸞などにとっては偉大な日本仏教の祖であり、政治においては十七条憲法の制定を始めとする国家の基礎を築いた人物であり、小野妹子の遣隋使派遣に見られるように以降の日本の東アジア外交の方向を決定づけた人物とも言える。だが太子の没後、一族は蘇我氏によって滅亡。その悲劇性も人々の心を打ち太子信仰は今も各地の寺で受け継がれている。巻末には太子の年表や系図もあり理解の助けになった。2020/08/28
テラやん
0
6 参考になりました2016/05/03