目次
ひいなの美女たち
お雛さまをたずねる旅は飛騨高山から始まった
お雛さまもお姫さまと一緒にお輿入れ
華麗で絢爛豪華愛くるしい雛道具
雅びな雛の世界
幾多の火災にあい江戸に残る雛はわずか
名工の技いまも燦然と輝く
紅花商人の北前船でお雛さまは渡ってきた
豪商・豪農は娘の幸せをお雛さまに託して
ひいなのまつりに子供の幸せを願って
お雛さま豆知識あれこれ
著者等紹介
藤田順子[フジタジュンコ]
1931年東京に生まれる。1948年日本結髪史および風俗と、同時代史として西洋髪史および風俗の研究を始め、現在に至る。1960年頃より、毎年3月、4月に全国各地の雛まつりを訪ね、残された雛の調査・研究を続け、現在に至る。1993年民俗衣装文化普及協会伝統文化賞受賞。主な著書・編著・訳書に『西洋髪型図鑑』(リチャード・コーソン著)訳、女性モード社、『名家秘蔵・雛と雛道具』編著、毎日新聞社、『小さなたから』弥生書房、『こどもの領分』鎌倉書房、『日本の名随筆50 夜』共著、作品社、『日本の名随筆72 歌』作品社、『子どもの領分』徳間書店 アニメージュ文庫、『子守唄の余韻』鎌倉書房、『母と子のお雛さまめぐり』美術出版社、『雛と雛の物語り』暮らしの手帖社、『ギリシャ路地裏のほほえみ』広済堂出版、『雛の庄内二都物語』SPOONの本
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感想・レビュー
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千尋
4
全国にある日本伝統のお雛様の魅力や歴史について書かれている本**お雛様がとても華やかで可愛らしいです(^-^)**2011/01/25
Mimi Ichinohe
0
雛祭りの最初は中国の上巳節に由来するそうです。かたしろ(身代わり)を川に流して災厄を逃れるというもの。それと雛遊び(子どものお人形遊び、おままごと)が合わさって、日本に定着したのだということです。 この本に紹介されているのは、昔のお姫さまたちの由緒正しき豪華なお雛様たち。写真付で1点ずつ細かく詳細が描かれています。贅を凝らして精巧に作られた小さな人形と雛道具。小さなものの世界が好きな方にお勧めします。2012/04/16