目次
プロローグ―芸術の街バルセロナへようこそ
第1部 ガウディの時代とバルセロナ(新しい街並みの誕生―ガウディの時代の始まり;ガウディを天才にした男―ブルジョア、エウセビオ・グエル;ガウディをライバルとした男―ドメネク・イ・モンタネール ほか)
第2部 20世紀美術の主役たち(「四匹の猫」に集まった芸術家たち;ピカソ―世紀末バルセロナを駆け抜けた画家;ミロ―農夫が農作業をするように描いた画家 ほか)
エピローグ―百年のあとに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
335
カタルーニャの美術といえば、誰もが真っ先に思い浮かべるのはガウディだろう。この人はカタルーニャに生まれ、カタルーニャに生涯を送り、サグラダファミリアやカサ・ミラをはじめ数々の建築物を残した。バルセロナの街の魅力の何割かは確実に彼の貢献によるものだ。ガウディの影に覆われてやや影が薄いが、カタルーニャ音楽堂等を設計したモンタネールもいる。また、カタルーニャの生まれではないが(マラガ)この地を芸術上の出発点としたピカソがいる。さらにはミロにダリと、カタルーニャはなんとも個性派ぞろいである。2022/03/26
よね
2
ガウディたちやピカソたちが生きていた時代背景を知るには分かりやすい本だった。19・20世紀のバルセロナでどんな芸術家が活躍したのか、なぜ多くの芸術家が活躍したのかを知ることができる。作品の写真が多く掲載されていて、初心者の私にも読みやすかった。2017/08/17
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- 電子書籍
- ダーク・ヴァネッサ 上 河出文庫