別冊日経サイエンス
先端医療の挑戦 - 再生医療,感染症,がん,創薬研究

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  • サイズ A4変判/ページ数 151p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784532512040
  • NDC分類 490
  • Cコード C9447

出版社内容情報

基礎研究の成果が臨床の現場で試されるまでの時間が短くなり,がんの免疫療法や新しいバイオ医薬品が次々と実用化されている。一方,エボラウイルス病の拡大など新たな難敵も出現。再生医療・遺伝子治療からエイジング研究まで最前線を紹介する。

目次

PROLOGUE
実現への課題に向き合う  中西真人

CHAPTER 1 再生医療と遺伝子治療
遺伝子治療 再登板  R. ルイス
再生医療の現在  F. ジャブル/C. ゴーマン/K. ハーモン
iPS細胞が変える難病研究  S. S. ホール
生命のプラグラムを巻き戻す  鹿児島昌樹
iPS細胞を使って網膜を再生する:高橋政代  永田好生

CHAPTER 2 感染症 新たなる闘い
アフリカの森林でエボラウイルスを追う:高田礼人  長倉克枝
新興真菌症の恐怖  J. フレーザー
凶暴になる結核菌  S. レーマン
種痘廃止の死角 ポックスウイルスの逆襲  S. シャー

CHAPTER 3 がん研究最前線
がん免疫療法の新アプローチ  J. D. ウォルコッ
がんワクチン新時代  E. フォン・ホフ
スタインマンの最後の闘い 自ら試したがんワクチン  K. ハーモン
前立腺がん早期発見の落とし穴  M. B. ガーニック

CHAPTER 4 医薬新時代
エボラ,C型肝炎に威力 出番待つRNA医薬  C. ゴーマン/D. F. マロン
伝承を活かす リバース薬理学の挑戦  B. ボレル
血液脳関門をこじ開ける  J. インターランディ
病原体なんでも検出システム  D. J. エカー

CHAPTER 5 進むエイジング研究
驚異の長寿因子ラパマイシン  D. スティップ
老化細胞 静かなる反逆者  D. スティップ
認知症のタネをまくタンパク質  L. C. ウォーカー/M. ジャッカー
覆る活性酸素悪玉説  M. ウェンナー=モイヤー

中西真人(なかにし・まひと)
独立行政法人産業技術総合研究所 幹細胞工学研究センター副センター長,理学博士。1983年大阪大学大学院・理学研究科を修了。大阪大学細胞工学センター助手,大阪大学微生物病研究所助教授を経て,2001年より産業技術総合研究所に移り,2010年より現職。この間,1984年から88年まで日本学術振興会海外派遣特別研究員(テキサス大学ダラス健康科学センター),1993年から96年まで新技術事業団さきがけ研究21研究員を兼務。専門は分子生物学・細胞工学。RNAを使って細胞質で持続的に遺伝子発現を可能にする世界で唯一の技術を開発し,これを応用したiPS細胞作製技術の特許は最近,日本と米国で登録された。2014年12月,ベンチャー企業「ときわバイオ株式会社」を設立,日本発の技術を使った安全な遺伝子治療や再生医療の実現を目指している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

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ムック。「出番待つRNA医薬」(2006年のノーベル生理学・医学賞関連。タンパク質の合成を阻害する方法)と「覆る活性酸素悪玉説」を。後者、放射線の悪影響が抗酸化作用ある食物により軽減する。その有害作用の原因が活性酸素なのは事実。ただ、老化との強い相関はない様子。2015/02/22

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