内容説明
謎の都市伝説―「ソウル・イーター」とは。この黒い魔物が次々と犠牲者を生み出していく。魔物の目的は何か?その正体とは?複雑に絡み合う人間関係と漆黒の悪意。随所に張り巡らされた伏線が、一つに収束する。緻密な構成と文体で、これまでのケータイ小説の「常識」を打ち破り「本物」を求める多くの読者が絶賛!モバゲータウンから生まれた衝撃の大型新人!モバゲーTOWN第1回小説大賞特別賞受賞作。
著者等紹介
大橋基章[オオハシモトアキ]
1968年生まれ。ホームセンター、喫茶店、レンタルビデオ店、寿司店、焼肉店、居酒屋など、あらゆる接客業を経験。そのかたわら、撮影、編集、演出など映像制作業に従事。舞台演出、脚本、イラストなども手掛けている。『ソウル・イーター―Soul Eater』でモバゲーTOWN第1回小説大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
椎奈
14
≪2013.0721図書館≫一度惹かれて諦めたがまた見つけたので読んだ。タイトルのみ記憶の為ケータイ小説だってこと忘れてて横書きで驚いた笑。登場人物が多く「あれ、こいつ誰だっけ?」ということが多々あった。『ソウルイーター』と呼ばれるものは人間の魂を喰らう。喰われた人間は魂の抜けた状態で生き続けるため病院での長期療養が必要となる。ある時、そのような症状が立て続けに起こる。相談を受けた新庄央(しんじょうなかば)が解決する。SFかと思っていたらちゃんとした推理小説だった。ケータイ小説のミステリーも侮れない。2013/07/28
みさ
2
若者たちが、得体の知れない魔物に襲われて次々と発狂していく。少し読んで、携帯小説っぽいな?と思って調べたらそうだった。なんというか実体から湧き出てくるような深さがあまりなかった。2019/03/04
まろんぐらっせ
1
「魂を喰う魔物」によって次々におかしくなる人間たち。こういう設定だと完璧にSFかホラーの分類かと思うじゃないですか。ところがどっこい、意外と推理要素もあって不可解なところがあるとはいえこの本だけに限ってはきっちり終着点が用意されていたので満足です。2009/12/27
miu
0
2008年にはまった一冊。某SNSのケータイ小説発、その人気から書籍化、・・・と聞いて侮ることなかれ。幻想的な雰囲気やラストまで読み手を惹きつける文章で、一気に読みたくなることまちがいありません!