「対話」による価値創造―ESG・統合報告・資本コストをめぐる企業と投資家の協創

電子版価格
¥2,750
  • 電子版あり

「対話」による価値創造―ESG・統合報告・資本コストをめぐる企業と投資家の協創

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784532359102
  • NDC分類 336
  • Cコード C3033

出版社内容情報

株主と企業のどのような対話が企業価値を高めるのか。どのような尺度で成果を計るのか。ESGにどう取り組むか。具体例を元に解説する。

本書の問題意識は2つある。第1に、投資家は投資先企業に対し開示を求めるばかりで、自分たちの考えを投資先企業やお客様などインベスト・チェーンのステークホルダーへ十分に伝えていないのではないかということである。第2に、「対話」において試行錯誤している内容を具体的に公開することで価値創造につながる「対話」とは何かという議論を喚起できるのではないかということである。

本書では、具体的な対話先の企業名を明記し、具体的なやり取りを公表することで臨場感を感じてもらえるように「対話」を開示した。このような踏み込んだ挑戦によって、企業と投資家の「対話」によって新たな意味が生まれ、価値が創造される可能性を問い直すきっかけづくりを目指している。

目次

第1章 企業と投資家の「対話」について考える(なぜ「対話」が重要なのか;「対話」の実際と埋まらないギャップ ほか)
第2章 企業評価モデル―エクイティ・スプレッドモデル、ESGインテグレーション活用の実際(エクイティ・スプレッドモデルの実際;ESGインテグレーション ほか)
第3章 「対話」の実例―東京海上アセットマネジメントが行った投資先との建設的な対話(イントロダクション―「対話」の実例の読み方;対話事例1:カルビー株式会社 ほか)
第4章 価値と共感を生む「対話」とは(建設的な「対話」に向けて;対談1:「対話」の意義―投資家との「対話」は経営者の役に立つか(手代木功氏との対談) ほか)
第5章 サステナブル投資の現在と未来(建設的な「対話」による共感と価値の創造;ニューノーマル時代の開示と「対話」 ほか)

著者等紹介

菊池勝也[キクチカツヤ]
東京海上アセットマネジメント株式会社理事、責任投資部長兼オルタナティブ責任投資部長、ESGスペシャリスト。早稲田大学政治経済学部卒業。1989年証券系資産運用会社に入社。約20年株式運用部門に所属しファンドマネージャーを務める。調査部長を経てスチュワードシップ活動を担当。2019年に東京海上アセットマネジメントへ入社。ESGリサーチ、議決権行使、企業との対話などを担当し現在に至る。経済産業省「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」(伊藤レポート)メンバー。経済産業省「サステナブルな企業価値創造のための長期経営・長期投資に資する対話研究会」(SX研究会)メンバー。東京証券取引所「従属上場会社における少数株主保護の在り方等に関する研究会」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

21
うーん、やっぱりESG投資で社会的貢献と経済価値の増大という双方のプロセスを説明することは難しいことと改めて理解。2022/09/13

Go Extreme

1
企業と投資家の「対話」について考える: なぜ「対話」が重要なのか 対話の実際と埋まらないギャップ 対話の起点としての情報開示 サステナブル投資と「対話」 企業評価モデル―エクイティ・スプレッドモデル、ESGインテグレーション活用の実際: ESGインテグレーション ESGRスコアのパフォーマンス 対話の実例―東京海上アセットマネジメント 価値と共感を生む「対話」とは サステナブル投資の現在と未来 建設的な「対話」による共感と価値の創造 ニューノーマル時代の開示と「対話」 ESGの現在地未来 サステナブル投資2021/12/29

yosuke

0
ESGとかサステナビリティを追求するのはいいが、あくまで本業務でしっかりと稼ぐことが重要。でないと、言い訳にしか聞こえない。慈善事業じゃないんだから、どれだけ綺麗事を言っても上辺の議論にしかならないのではないか。2023/02/17

West New York

0
投資家目線での価値創造という考え方は、経営側からも非常に参考になる。インベスターとの対話の大切さ、そして日本の会社はまだまだ足りていない事を認識した。2022/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18936673
  • ご注意事項

最近チェックした商品