2050年の経済覇権―コンドラチェフ・サイクルで読み解く大国の興亡

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2050年の経済覇権―コンドラチェフ・サイクルで読み解く大国の興亡

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532358150
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

トランプ大統領によって世界の盟主の役割を変えようとするアメリカ、経済覇権をめぐってアメリカとの摩擦が激化する習体制の中国、人口規模で中国を凌駕するインド、大国の狭間で漂う日本--。2050年に向けて新しい世界秩序がどのようになるのかは、多くのビジネスパーソンにとって重大な論点です。60年の超長期の景気循環であるコンドラチェフ・サイクルに基づく長期サイクル論をもってすれば、覇権国家の興亡も併せて長期の世界像を読み解くことが可能です。
 本書は、2050年の世界経済・覇権国を読み解く政治経済予測の書。軍事力・科学技術、人口、国際収支、交易条件の動向も併せて次の覇権国、経済秩序を予測します。
 長期サイクル論は、圧倒的国力を持ったひとつの国(世界大国)が国際公共財を供給して、世界秩序を維持し、世界大国の力が衰えると、世界秩序は不安定になり、覇権継承戦争が起こり、その中から次の世界大国が出現するというもの。世界経済の超長波を上昇30年、下降30年の計60年が1周期であるコンドラチェフの超長波ととらえ、それが世界政治システムの長期サイクルと連結しているとします。

内容説明

エスカレートする米中対立、人口世界一が近づくインド―。新しい世界秩序がどのようになるかは、多くのビジネスパーソンにとって重大な論点だ。60年の超長期の景気循環であるコンドラチェフ・サイクルに基づく長期波動理論をもってすれば、覇権国家の興亡も併せて長期の世界像を予測できる。本書は、軍事力・科学技術力、人口、国際収支、交易条件から2050年の世界経済・覇権国を読み解く政治経済予測の書。

目次

序章 次の勝者はどこか
第1章 コンドラチェフ・サイクルと経済覇権
第2章 コンドラチェフ・サイクルを計測する
第3章 軍事力・科学技術力からみた覇権
第4章 人口動態からみた経済覇権
第5章 国際収支からみた経済覇権
第6章 相対価格で世界経済を捉える
第7章 名目GDP・実質成長率・1人当たりGDPからみた経済覇権

著者等紹介

嶋中雄二[シマナカユウジ]
三菱UFJモルガン・スタンレー証券参与景気循環研究所長。景気循環学会副会長。内閣府景気動向指数研究会委員。三菱UFJリサーチ&コンサルティング客員研究員。1955年東京都生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒。三和銀行入行。83年退職後、フランス政府給費交換留学生としてリヨン経営大学院留学、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、86年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。日本経済研究センター研究員、三和総合研究所、UFJ総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの各投資調査部長兼主席研究員、三菱UFJ証券参与景気循環研究所長を経て、2010年から現職。早稲田大学客員教授、同非常勤講師(2006~18年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

32
時間のない人は、【本章のポイント】を先に読んでから、気になった章を読むといい。2030年から人口減少国に転ずる中国。インドは2050年に16・6億人に達し、同年の中国を3億人程度上回る(6頁)。また、インドは2042年にも中国を上回る国防費(111頁~)。豊臣秀吉は朝鮮出兵のみならず、1593年に明国征服を豪語し、マニラ出兵をにおわせつつ、スペイン国王にまでフィリピンの自国への服属要求など、軍事力を背景に恫喝(平川新『戦後日本と大航海時代』中公新書、2018年、284頁)。2020/02/23

Coders

1
■キッチン・サイクル:3~4年。在庫循環。■ジュグラー・サイクル:10年。耐久消費財、設備投資。■クズネッツ・サイクル:20年。建設投資。■コンドラチェフ・サイクル50~60年。超長期、昔は太陽黒点周期のようなことを習った。 単純な人口ボーナスに賭けるならインド株式かもしれないが いまいち踏み切れない。2020/10/31

アルミの鉄鍋

1
★3 わたしには内容が難しかった。人口による経済派遣に伴う話で言うと「2050年 世界人口大減少」の方がわかりやすいと思う。2020/07/09

Masa

1
経済学の学説をデータを用いて説明してくれるが、どんな読者層を意識しているのかよく分からない。キンドルバーガーの覇権安定論を知ったことと日本はアメリカ無しでは立ち行かないことを再確認できたことが収穫笑2020/02/16

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