ギガマネー 巨大資金の闇―富の支配者たちを狙え

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ギガマネー 巨大資金の闇―富の支配者たちを狙え

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532357399
  • NDC分類 338.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

スイスの大手銀行、クレディスイスによると、ピラミッドの頂点に位置する「資産が100万ドル以上の成人の富裕層」は世界に3400万人おり、富裕層が世界の全資産の45・2%を占めている。
豊かな人が、より豊かになる格差拡大傾向は強まっている。かつてお金持ちといえば100万ドル以上を保有するミリオネア(百万長者)だったがいまや、欧米で大金持ちは10億ドル以上を保有するビリオネアに変わりつつある。
ミリオンからビリオンへ、ゼロが3桁増え富の次元が変わりつつあるのだ。かつては富の大きさは「メガ」で形容された。日本のメガバンクはその代表例だが、いまや「ギガ」の時代に突入しようとしている。メガからギガは単に呼称が変わるだけではなく、ピラミッドの頂点にいる富裕層による富の支配の強化をも象徴している。そんなマネーを本書では「ギガマネー」と定義し、動向を探った。
ギガマネーには犯罪のにおいがつきまとっている。スイスの諸銀行は顧客秘密の秘匿を断念させられ、パナマ文書で暴露されたようにタックスヘイブン活用を始め資産隠しはどんどん高度化し、テロマネー撲滅を目的とした米国をはじめとする先進国政府との攻防戦がますます激化している。
本書は、知られざるギガマネーの実態と、その獲得を巡る競争、透明化を促進する政府当局との攻防戦を描くもの。富裕層マネーの解説書は過去あったが、ここまで多角的に解説したものはない。

内容説明

世界の全資産の45%を支配している富裕層。その資金の知られざる実態を明らかにし、それを取り込もうとするメガバンクなど有力金融機関の戦略、不法な資金隠しを追う規制の動きも解説する。

目次

第1章 謎に彩られた歴史
第2章 不正と規制の攻めぎ合い
第3章 勃興するニュー・マネーを狙え
第4章 大競争―塗り替わるプライベート・バンキング勢力図
第5章 日本のプライベート・バンキング―周回遅れの「透明化後進国」
終章 ギガマネーの行方

著者等紹介

太田康夫[オオタヤスオ]
日本経済新聞社編集局編集委員。1959年京都生まれ。82年東京大学卒業、同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ(スイス)支局、経済部などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らくだ

3
中世に遡るプライベートバンクの歴史が、現代日本の新しいお金持ちまで、網羅的に書いてあります。国債が8%で廻っていた時代は、「業」として楽だったんだろうと思う。 2017/11/23

yasu105

0
金融機関、プライベートバンキングの歴史がよく分かる。金融に勤めている方は読んだ方が良い。2018/11/24

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