限界マンション―次に来る空き家問題

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532356712
  • NDC分類 365.35
  • Cコード C0036

内容説明

進む、建物老朽化・住民高齢化―放置・スラム化は不可避なのか?

目次

序章 マンションという住まいの末路
第1章 マンションの歴史―埋め込まれた時限爆弾
第2章 マンションの2つの老いと建て替えの現実
第3章 限界マンション化にどのように立ち向かうか
第4章 空き家問題の現在
終章 空き家問題の今後の展開と限界マンション

著者等紹介

米山秀隆[ヨネヤマヒデタカ]
富士通総研経済研究所上席主任研究員。1986年、筑波大学第三学群社会工学類卒業。1989年、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了。野村総合研究所、富士総合研究所を経て富士通総研入社。専門は住宅・土地政策、日本経済で、特に空き家問題に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mazda

23
少子高齢化の中住宅供給が減らないということは、空き家が増えていくということになります。一軒家なら個人の意思でどうにでもできますが、マンションの場合古くなり住人がいなくなっても個人の意思では何もできません。まして建て替えとなると、建て替え後の資金回収が見込めない限り難しいようで、結果スラム化してしまう可能性が高くなります。タワマンは住民の合意形成が難しいと言われているし、修繕工事も通常のマンションの倍くらいかかるそうで、これから大量に在庫が出てくることを気にしています。定借でいいのでは、と思うのですが…。2017/01/14

キミ兄

3
結局修繕積立金不足と管理組合不在が問題だという話。法令的には耐震基準未達マンションの建て替え決議が不十分だという話なのだが、なぜ欧米の解散方式がいいのかが分からない。建て替えがダメなら解散も成り立たないでしょう。☆☆。2021/05/11

金平糖

3
C。2017/08/23

とりもり

2
マンションの終末期問題を指摘する著者の主張はずっと一貫しており、禿同。本来、単なる共有に過ぎないマンションの区分所有を、あたかも単独の所有権を有しているかのごとく偽装した区分所有権の持つ矛盾が、究極の姿で発現したのがマンションの終末期問題だろう。容積率のボーナスで目先を誤魔化して、次代にそのツケを負わせるようなやり方だけは勘弁して欲しい。既に「建てて売る」だけのビジネスモデルは破綻しており、これ以上の延命は不要。政府は一刻も早く、空き家問題を含めた住宅問題の本質に目を向けて欲しい。★★★★★2016/03/27

りょうみや

2
最初の40Pと最後を読めば、この本の言いたいことはほとんど分かる。マンションの抱える時限爆弾について理解できた。この本に書いてある条件を考えるとウチのマンションはなんとか大丈夫だろうか。また、最近のタワーマンションの抱える解体費用の爆弾はこれまでのマンションよりさらに大きいものになる。他人事なのでその行く末は興味がある。2016/01/30

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