内容説明
銘柄選びのコツは美人投票と同じ、株式投資はババ抜きゲーム、最も重視するのは利子率の動き―経済学者の投資必勝法を初めて紹介。
目次
第1章 全力で駆け抜けたケインズの生涯
第2章 ケインズの複雑な人物像
第3章 ギャンブラー・ケインズの投資遍歴
第4章 ケインズの株式講座1 ケインズが見た株式市場の実態
第5章 ケインズの株式講座2 株価を決めるものは何か
第6章 ケインズが実践した株式投資必勝法
第7章 優等生だったケインズの運用成績
第8章 ケインズが残したもう1つの遺産
著者等紹介
西野武彦[ニシノタケヒコ]
経済ジャーナリスト。1942年愛媛県生まれ。中央大学法学部を卒業後、株式専門誌の編集次長などを経て、経済ジャーナリスト・経済評論家として独立。株式から金融商品、不動産から経済一般まで幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
matfalcon
50
経済学者ケインズが実践した投資法は、今日でも十分通用する。プロの株式投資家としてのケインズにスポットを当てて、彼が投資や投機に関心を持つようになった背景から、具体的な投資法、その運用成績まで幅広く解説。2018/07/07
masabi
19
【概要】経済学者ではなく投資家としてのケインズを取り上げる。【感想】インド省、大学講師、財務省代表と着々とキャリアを積み上げていくとともに投資でも成果を上げていく。第一次世界大戦後のマルク売りが凄味を見せる。ドイツの国力を超えた賠償金によりマルクの価値が暴落することを予期した。一度は反発して破産寸前に追い込まれるものの数週間後に再度仕掛け、結果儲ける。洞察力の高さと自身の見解への揺るぎない自信を示す。おおもとのケインズの評伝を読みたくなった。2020/06/04
超運河 良
12
投資は経営陣が誠実でビジネスが過去から一貫して同じ製品やサービス作り続け今後先も同じように一貫して同じ製品やサービスを行えることが容易に理解できたら適正価格になった瞬間に全資本を投資するくらいの心構えで多額を投資してあとは引き出しにしまって鍵を付けて無人島で生活するくらいの心構えでいると成功する。無人島で何も情報が入ってこない状態でも強いビジネスは確実に成長し価値が向上していく。美人投票をやると投機になる。無人島で住んでいても安心できる投資をすると複利で大きくなり更に投資ができる!2015/09/30
おの
3
図書館本。何となく手にとった。ケインズの経歴や、投資に対する姿勢がよくまとまっている。為替や先物から始めたらしい。資産の推移表が載っているのが面白かった。『雇用、利子および貨幣の一般理論』に関する解説も少し入っていてよき。2020/08/28
キャッスルグレンギャリ
3
ケインズの株式投資法は5つのポイント(本書)に集約されてしまいます。そのため本書はもっぱらケインズの生涯、業績、ケインズ経済学の解説に多くのページを割いています。 最も参考になった点は株式投資法がトップダウン型からボトムアップ型の投資法に変わっていった点。トップダウン、ボトムアップが株式投資において何なのかは本書を読んでみてください。2015/09/19
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