内容説明
ブラジルは長らく国家主導でサトウキビを原料とするバイオエタノールの生産・普及を進めてきた。今では、同国のエネルギー供給の約半分は再生可能エネルギーになっている。これは世界的に見ても珍しい。バイオエタノール・バイオディーゼル・バイオ電力からなる、ブラジルのバイオエネルギー産業は、世界で最も先進的な総合的再生可能エネルギーの供給体制といえる。今後、日本が国内のエネルギー供給において、再生可能エネルギーの比率を高めていく際に、ブラジルから学ぶべき点は多い。
目次
第1章 バイオエネルギーとは
第2章 ブラジルが進めた政策
第3章 ブラジルのバイオエネルギーの将来と食料需給に与える影響
第4章 バイオエネルギーと環境
第5章 ブラジルが進めた政策の意義とバイオエネルギー大国ブラジルの挑戦
第6章 今日本がブラジルのバイオエネルギーから学ぶこと
著者等紹介
小泉達治[コイズミタツジ]
国際連合食糧農業機関(FAO)天然資源・環境局(NR)気候変動・エネルギー・農地保有部(NRC)事業調整官。博士(生物資源科学)。1969年石川県生まれ。筑波大学第2学群農林学類(現生物資源学類)卒業後、農林水産省入省。以降、国際部、経済企画庁(現内閣府)、中国四国農政局、総合食料局、米国農務省経済研究所(USDA‐ERS)客員研究員、国際連合食糧農業機関(FAO)経済社会局商品貿易部エコノミスト、農林水産省農林水産政策研究所主任研究官等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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