電力自由化―発送電分離から始まる日本の再生

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532354893
  • NDC分類 540.921
  • Cコード C0054

内容説明

電力供給の分散化と需要の自律化を進め、と同時にその前提条件となる発送電分離を断行する。そうすれば、エネルギー自給率の向上や負担・リスクの分散により国家と地域の安全が保障されるとともに、開放的な国内・国際市場を通して、再エネを中心とした電力の安定供給も確保できる。そこには新たな産業が興り、地域の雇用が確保され、需要者に個人に、大きな力が与えられる。

目次

第1章 3・11後の電力システムを構想する
第2章 日本の電力システムを概観する
第3章 なぜ電力自由化が必要なのか
第4章 電力自由化の先進事例に学ぶ
第5章 日本の電力自由化と自由化反対論を検証する
第6章 スマートグリッドによって需要者が自律化する
第7章 自律分散開放型の電力システムを提言する

著者等紹介

高橋洋[タカハシヒロシ]
1993年3月、東京大学法学部政治コース卒。同年4月ソニー株式会社入社。99年5月、タフツ大学フレッチャー大学院修了。2000年8月、内閣官房IT担当室主幹(ソニーより出向)。07年3月、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(学術博士)。同年4月東京大学先端科学技術研究センター特任助教。09年4月、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、成城大学非常勤講師(~現在)。09年6月、富士通総研経済研究所主任研究員(~現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Great Eagle

1
電力業界の基礎から今後の自由化へのプロセスなどがとても分かり易かったです。スーパーグリッドとスマートメーターによるデマンドレスポンスによる変化に期待しましょう。2015/03/03

0
特設ページを作るにあたって読んでみた作品。痛ましすぎる原発事故が起きたが、教訓を生かすものにすべき。2016/01/31

ごはんりれー

0
電力市場の自由化によって(発電)市場が大きくなることで、効率的な資源配分がなされ安定供給に寄与するため、再生可能エネルギーの欠点である需給一致問題を解決することができる。すなわち、再生可能エネルギーを導入すればするほど、再エネの弱点を補完しあえるので再生可能エネルギーは普及しやすくなるということが改めて知ることができた。2015/01/07

またたび

0
電力自由化は、電気を安定して供給するためは必要だが、現存する電力会社は、自由化によって利益が減るので前向きでない。しかし、電力会社は会社の利益ではなく、社会に安定した電力を供給するために存在しているので、先頭を切って自由化に取り組んでほしいと思った。2014/01/01

れいん

0
内容は良くまとまっているし勉強になる。多数の発電会社による分散型電源が多数出てきたときに、系統運用がうまくいくのか、もうちょっと議論と考察があると嬉しいかも。2013/06/09

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