内容説明
巨大な国内市場が立ち上がり、経済大国へ突き進むブラジル。大統領選挙を踏まえた最新状況と、2020年へ向けての成長力を第一人者が解説。
目次
第1章 世界金融危機からいち早く脱出
第2章 ブラジル経済を支える原動力
第3章 拡大する国内市場
第4章 花開く巨大なポテンシャリティ
第5章 ブラジルに重点シフトする欧米系外資
第6章 さらなる飛躍への課題
第7章 ポスト・ルーラのブラジルの政治
第8章 二〇二〇年のブラジル経済
著者等紹介
鈴木孝憲[スズキタカノリ]
1936年生まれ。61年東京外国語大学ポルトガル語学科卒業、東京銀行入行。66~67年ブラジル国立バイーア大学留学。88年東銀内幸町支店長。90~92年ブラジル東京銀行頭取。92~94年同会長。91~95年東京銀行理事・参与(中南米担当)。95~2007年デロイト・トウシュ・トーマツ最高顧問。91~93年サンパウロ日本人学校理事長。92~94年ブラジル日本商工会議所日伯経済交流促進委員長。96~2002年サンパウロ州工業連盟(FIESP)外資支援委員会メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kentaro
4
2007年頃から本格的に売り出されたガソリンとバイオエタノールのどちらをタンクに入れても走れるフレックス燃料車のおかげで、ブラジルのバイオエタノールはさらに一段と飛躍して、世界的に脚光を浴びることになった。2009年にブラジルで販売された車の94%はフレックス車だ。1973年の第一次石油危機の時に、国内で消費する石油の90%近くが輸入でまかなわれていたため大変なエネルギー危機となった。その経験の中から、1973年にサトウキビから作るバイオエタノール(アルコール)で石油を一部代替しようという計画が始まった。2018/10/31
Yuki
0
農業関連の内容目当てで読むものの、経済メインなだけあって少ないです。バイオエタノール、核資源についての言及やルーラ元大統領など本の出版時のニュースを濃く取り扱っています2013/06/21
Sanchai
0
新聞の経済面を読んでいるような感じ。こういう本は賞味期限があるんだろうなとしみじみ感じた。鉱工業やインフラ整備の話は詳しいが、僕が知りたかった農業の話についてはカバレッジがイマイチだった。新聞記事のように、とっとと読んでしまった。2012/01/18