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出版社内容情報
高校生活最後の夏休み、クルマで旅に出る――
可愛くない後輩と一緒に
「せんぱい、免許取ったんですか?」
車で夏の北海道を旅するのが夢だった僕は、
校則違反の免許を取った。
しかし、最悪の相手に運転しているところを見つかってしまう。
鮎川あやり――なぜか僕のことを目の仇にする冷酷(クール)な風紀委員だ。
僕の夢もこれで終わりと思いきや、
「事故でも起こされたら大変です。
わたしが運転技術を確認します」
ゆかいにドライブしてしまう僕ら。
助手席の彼女は、学校では誰にも見せない可愛い顔を覗かせたりして。
「それじゃせんぱい。良い夏旅を」
別れ際、彼女が一瞬見せたせつない笑顔に、僕は――。
裕時悠示&成海七海が贈る
青春冒険ラブコメ〝ひと夏の甘旅〟始動!
内容説明
「せんぱい、免許取ったんですか?」車で夏の北海道を旅するのが夢だった僕は、校則違反の免許を取った。しかし、最悪の相手に運転しているところを見つかってしまう。鮎川あやり―なぜか僕のことを目の仇にする冷酷な風紀委員だ。僕の夢もこれで終わりと思いきや、「事故でも起こされたら大変です。わたしが運転技術を確認します」ゆかいにドライブしてしまう僕ら。助手席の彼女は、学校では誰にも見せない可愛い顔を覗かせたりして。「それじゃせんぱい。良い夏旅を」別れ際、彼女が一瞬見せたせつない笑顔に、僕は―。裕時悠示&成海七海が贈る青春冒険ラブコメ“ひと夏の甘旅”始動!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
57
まさに青春小説。読みながら思い浮かんだのは尾崎豊の詩の世界観でした。「普通とは違うこと、自由であること」を求める主人公の廉太郎とは表現の発露の仕方が違うけど、反骨精神を含め根源的な部分が似ているなあと感じます。一方、そんな彼に思いを寄せながら素直になれないヒロインあやりは「普通である」ことを求める。二人が抱える家族への鬱屈した思いは共通しているけど、対極的な感情を持つところが興味深いですね。さて、物語は夏旅のスタート地点に立ったばかり。これからどんなロードムービーを見せてくれるのか。続きが楽しみです。2022/04/14
よっち
29
車で夏の北海道を旅する夢のため、こっそり校則違反の免許を取った沢北廉太郎。しかしなぜか彼を目の敵にする冷酷な風紀委員・鮎川あやりに運転しているところを見つかってしまう青春冒険ラブコメ。なぜか廉太郎に一緒にドライブをしながら運転技術を確認すると提案するあやり。助手席で彼女が見せた意外な可愛い一面があって、口では厳しいことを言いながらも彼をさりげなくフォローする彼女の優しさがあって、これまで知らなかった一面を垣間見せる彼女と、事情により一緒に北海道へ旅することになったこれからの展開が楽しみな新シリーズですね。2022/04/13
rotti619
25
車で夏の北海道を旅行する為、校則違反なのに運転免許を取った沢北廉太郎が、妹の送迎の為運転している所を風紀委員で何故か目の敵にされている後輩の鮎川あやりに見つかって…というあらすじ。そんな彼女と北海道旅行に出るまでがメインの話となる。表紙から受ける印象通り、爽やかでロマンあふれる内容だが、北海道へ旅行するのにはしっかりとした理由がある。校則違反覚悟で免許を取ったのも、高3の夏なのに旅行へ行くのも、また彼女がついてくるのも全て芯の通った話だったので、最後まで綺麗にまとまっており、続きを期待させる内容だった。2022/05/04
のれん
22
なんと古臭い考えをする少年だろうか。 ドライブで自由を感じたい、とは何とも古臭い。俺は自由になるなんて青臭い通り越して恥ずかしい。今は共感が正義で連帯こそ素晴らしい時代なのだ。 だからこそ羨ましい。昭和の時代これでもかと謳われていた自由。でもそれってそういう風潮だったから、それに乗っかていた偽造された共感でもあった。 真に一人で考えた少年には時間と校則の制限があり、自分は自由になれないことを知っている。 だからこそ足掻くし、普通でないことを誇りに思う。 今だからこそ少年の行動は少女を動かして見せたのだ。2022/04/16
ひぬ
20
久しぶりに感想。とても良かったです。肝心の目標はまだで、二人の旅路はまだまだこれからですが、全体的に好きな感じの雰囲気の作品でした。2023/05/16
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