新・日本のお金持ち研究―暮らしと教育

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532353841
  • NDC分類 361.83
  • Cコード C0033

内容説明

人生の成功は“世襲”できるのか―お金持ちの住んでいるところと名門高校の所在地との意外な関係、親から受けたどのような教育が自分の将来に最も影響したか、なぜ日本の富裕層はさほど株式に投資をしないのか―など、時代を生き抜くお金持ちの知恵とたくましさを読み解く。

目次

序章 「お金持ち」は何を考え、どう行動しているか
第1章 お金持ちはどんなところに住んでいるのか
第2章 お金持ちの消費スタイル
第3章 お金持ちと学歴
第4章 教育で残すか実物資産で残すか
第5章 株式投資か不動産投資か―お金持ちの資産運用
第6章 お金持ちを上流階級とみなせるか
第7章 お金持ちは格差をどう感じているのか
第8章 結論:お金持ちの再評価

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。小樽商科大学卒業、大阪大学大学院、ジョンズ・ホプキンス大学大学院修了(Ph.D.取得)。その後、仏、米、英、独にて研究職・教育職を歴任。京都大学経済研究所教授、経済企画庁客員主任研究官、日本銀行客員研究員、日本経済学会会長(2005年度)などを経て、現在同志社大学経済学部教授。主著:『個人貯蓄とライフサイクル』(共著、日本経済新聞社、1994年、日経経済図書文化賞受賞)、『日本の経済格差』(岩波新書、1998年、エコノミスト賞受賞)、『家計からみる日本経済』(岩波新書、2004年、石橋湛山賞受賞)ほか

森剛志[モリタケシ]
1970年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院博士課程修了(博士号取得)。帝塚山大学経済学部非常勤講師、日本学術振興会特別研究員を経て、現在、甲南大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

12
お金持ちがどこに住んでいるかという調査では、やはり文教地区が多いようです。投資先は株よりも不動産、親の遺産相続によって今の自分があるわけではない、等。そんなものかな、という程度で読むには、ちょうどいい本かと思います。2022/11/12

Mayu

6
主に経済活動、どうやってお金持ちになったか、を書かれた前著と比べ、こちらは暮らしと教育にフォーカスしてお金持ちがどのような生活をしているかという内容でした。個人情報保護や犯罪の予防の観点から、高額納税者名簿が廃止されたようで、今回はアンケートの結果ではなく民間企業の調査結果など別のデータに基づいた考察です。前著と両方読んではじめて、お金持ちの自己評価と世間の客観的評価の両側からの理解ができたのでは、と感じました。教育に関していえば、よく言われるように、機会の不平等は確かに存在している、という印象。2017/08/10

さいちゃん

3
日本のお金持ちがどこに存在してどんな風に考えて暮らしているのかを、かなり古くはあるが2000年代のデータ・アンケートをもとに追いかけた本。興味深かったのは、自分がお金持ちなのは自身の親から受けた遺産や環境ではなく、自分の努力や才能が主因と考える一方、自分の子供にはそれらを提供しようとしている点。自己矛盾していて面白い。また、お金持ちであるためにはいい大学を卒業することは重要でないとしている一方、お金持ちの多くはいい大学を出ている点。2023/01/08

ひとまろ

2
富裕層と呼ばれる人たちが どこに住んでいてどういう生活をして どうゆう運用をしているかを 研究発表している。 なかなか面白い。2013/04/29

minori

2
本書の目的は「お金持ちは何を考えて、どう行動しているのか」を明らかにすること。 内容は、お金持ちの3分の2が「こだわり派」。実は地味なお金持ちの生活。学歴は本人、配偶者ともに高学歴が多い。経済的成功の基盤として親から受けた教育投資の存在がある。など。2012/03/24

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