ロスチャイルド家と最高のワイン―名門金融一族の権力、富、歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532352875
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0033

内容説明

華麗なる一族が辿り着いた究極のワイン・ビジネス。ラフィットとムートン、ボルドー5大シャトーのうち、2つを有するロスチャイルド家とワインの歴史を紐解く。

目次

第1部 ロスチャイルド家の発展(初代ロスチャイルド、マイヤー・アムシェル;五人兄弟、金融帝国を築く;権力の絶頂で;戦争、危機、破局;現代のロスチャイルド家)
第2部 ロスチャイルド家と最高のワイン(ワイン王国ボルドー;シャトー・ムートンとシャトー・ラフィット;客人らをもてなすために;芳醇なる争い;われムートンなり;ナチスに届けられた偽ラベル;戦後の時代;新たな目標に向かって)

著者等紹介

クルツ,ヨアヒム[クルツ,ヨアヒム][Kurz,Joachim]
1967年生まれ。経済ノンフィクション作家、映画評論家

瀬野文教[セノフミノリ]
1955年東京生まれ。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了(独文学専攻)。DAAD(ドイツ学術交流会)給費生としてケルン大学に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

6
創業者は家の表札が赤だから「ロスチャイルド」と名前をつけた。最初は古銭商をやって当時の貴族との深い付き合いに重点を置き、徐々に王宮の中に入って王宮御用達商人になり、情報をいち早く入れるためにネットワークを作り徹底した秘密主義でいち早くカタログ通販によって仕事効率を上げ、提示値段よりも安く売って信頼を獲得して戦争などでお金に困った貴族にお金を貸し付けて徐々に国にも軍予算が必要になり国相手に金貸を拡大して行き産業革命時代産業に投資して財をなした。ワインでもボルドーを世界一にした。金融ワイン帝国の世界財閥2014/03/07

スナフキン

2
1855年の当初の格付けで第一級から漏れたムートン・ロートシルトがいかにして、格付けを上げたか、という点が主題です。 特に、フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がムートン・ロートシルトの経営者に着任してから、信頼の置ける参謀を得、旧態依然とした老舗かつ落ち目のワイナリーを情熱を注いで立て直し、第一級に格上げするための権謀術数を巡らし、凶作の年はセカンドラベルの売り出しで大当たり、そして隣の同家のワイナリーであるラフィット・ロートシルトとのライバル関係…といった下りは、そのまま映画化出来そうです。2013/12/10

zico

2
ボルドーのプルミエクリュ5つの内、2つがロスチャイルド家のシャトーであり、ラフィット系の昔のオーナーがパレスチナ入植とワイン作りを推奨し現在のイスラエルワインのルーツを作り、ムートン系のオーナーが米国人のモンダヴィと組んだのが「オーパス・ワン」となった点は大変興味深かった。またボルドーの等級格付とムートンが、(シラク元大統領が農相時代に)なってやっと格上げされた背景等も面白かった。2013/07/15

KKK

1
ムートン格闘の物語。 あらためて、「われ一級なり、かつて二級なりき、されどムートンは変わらず」の言葉の重みを感じる。2014/04/22

K.Higuchi

1
ロスチャイルドとゴールドマンサックスの創業時の考え方が非常に近く驚いた。一発当てるという発想ではなく、小さな仕事でも喜んでこなして「信用」を築くという考え方である。お金とは「信用」ということを実感する。 また、富の力についても考えさせられた。一つは、一流のワイン畑を経営したり、芸術や文学に専念したりという、「選択肢の幅を広がる」こと。2つ目が、富に権力はついてくること。つまり身分の低いユダヤ人(ロスチャイルド)が権力を握ることが許されたのも富の力ゆえ。 文章、内容は酷いですが、テーマだけは良かったかな。2011/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6315
  • ご注意事項

最近チェックした商品