内容説明
歳出削減と成長促進による財政再建戦略は、小さな政府を隠れ蓑にした負担の先送りにすぎない。増大する社会保障需要の下、財政健全化と最適政府規模実現へのシナリオを示す。
目次
第1章 小さな政府―小泉改革とは何だったのか
第2章 安倍政権の成長戦略―増税なしで大丈夫か
第3章 大きな政府・北欧―消費税率二五%の現実
第4章 社会保障における政府の役割―受益と負担のリンク
第5章 格差是正と政府の役割
第6章 効率的な政府を実現する
第7章 最適な政府の大きさ
著者等紹介
井堀利宏[イホリトシヒロ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1952年生まれ。1974年東京大学経済学部卒業。ジョンズ・ホプキンス大学大学院でPh.D取得。東京都立大学、大阪大学を経て、1996年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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