内容説明
なぜ姉歯元建築士はわずかのコスト削減のために一線を越えたのか。なぜ、設計士、施工者、検査確認機関という四重、五重の防波堤は機能しなかったのか?元日経アーキテクチュア編集長で構造専門家でもあるジャーナリストが緊急報告。
目次
第1章 ヒューザー過ちの軌跡
第2章 建築基準法への疑問
第3章 ブラックボックス化する構造計算
第4章 構造設計者の境遇
第5章 確認審査の実態
第6章 マンショントラブルの構図
第7章 躯体コストからの発想
第8章 どうすれば安全なマンションに住めるか
付録 マンションユーザーのための対応マニュアル50条
著者等紹介
細野透[ホソノトオル]
建築&住宅ジャーナリスト。建築と住宅をテーマに取材活動を続け、これまでにインタビューした建築&住宅専門家は3,500人を超える。東京大学大学院博士課程(建築学専攻)修了、日経BP社に勤務。「日経アーキテクチュア」編集長、「日経コンストラクション」編集長などを経て2002年から日経BP社編集委員。工学博士、一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LOVE弁慶
3
小説に飽きたら、こういうの読むのもたまにはいいです。2013/01/24
take
0
素人にも分かるよう簡単に書こうとすることで、専門家からすると誤った記述としか思えない箇所が多々あり。限耐法への誤った認識とJSCAの過信は正直どうかと。2010/12/23
ファジィー
0
技術者倫理の欠如や不充分な確認審査の実態がよくわかった。 地震大国である日本に住む限りは、住まいの耐震化は避けて通ることができない。より安心できる建物に住むにはどうすればよいかもわかりやすく記述されている。2019/09/17