内容説明
どのような共同体をどのように実現するか?問われているのは日本のリーダーシップだ!俗説を排し、安全保障問題、中国の位置づけ、共同体意識の醸成などの課題を直視し、歴史的・文化的背景の解説を交えながら、実現の条件と方策を明らかにする。日本の命運を左右する国家課題。
目次
序章 「東アジア共同体」の核心―五つの論点
第1章 「東アジア共同体」の基盤を探る―東アジアの「復権」
第2章 経済主導の「共同体」―問われる日本の戦略
第3章 解決すべき課題―安全保障と歴史問題
第4章 中国を脅威としないためには―中華的共同体の超克
第5章 「東アジア共同体」実現への道筋―開かれた共同体を目指して
終章 共同体論から見る東アジアの将来―多様性の中での共感と統合
著者等紹介
小原雅博[コハラマサヒロ]
1980年東京大学を卒業し、外務省に入省。国際連合日本政府代表部参事官、アジア局地域政策課長、経済協力局無償資金協力課長、国立情報学研究所教授などを経て、在ロサンゼルス総領事館首席領事(その間、早稲田大学、立命館アジア太平洋大学の客員教授、九州大学大学院、中央大学の非常勤講師なども務める)。博士(国際関係学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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