出版社内容情報
2008年の北京五輪後に真正デフレの恐れも。中国経済に潜むリスクを、試練を迎える５～10年後に焦点を当て、マクロ経済、企業経営、投資、金融、社会、農業、環境などあらゆる側面から、第一人者が分析する。
内容説明
マクロ経済、金融、外資、企業経営、製造業、科学技術、政治・社会・民族、農村、環境、エネルギー、競争力…第一線の研究者が、あらゆる角度から分析する。ＳＡＲＳだけではない！今後、５～１０年に顕在化する矛盾を徹底検証。
目次
今後五～十年間にリスク顕在化の可能性
舵取りを誤ればデフレ悪化の懸念―経済の変調と今後のシナリオ
中国発の金融危機をはらむ不良債権と未熟な市場
国内企業の成長を妨げる外資優遇戦略
経営チェック体制の不備が招く中国企業のリスク
中国民族工業、外国技術の模倣に限界
遅れる基礎研究、自前のイノベーション
体制揺さぶる貧富の格差拡大・民主化要求
所得停滞が招く成長減速、農民の不満爆発
経済成長を制約し始めた環境問題
石油需要の急増から安定供給に不安
不安定化要因と国際競争力
失業増による社会不安が最大のリスク―中国エコノミスト・大企業百社アンケート
著者等紹介
鮫島敬治［サメジマケイジ］
日本経済研究センター客員研究委員。１９３２年中国生まれ。４７年大連から引き揚げ、５６年大阪外国語大学卒業、日本経済新聞社入社。６４年日中記者交換実現に伴い初代北京特派員。７０年以降は論説委員、論説副主幹、取締役大阪編集局長、常務東京編集局長、専務国際担当などを歴任、９５年日本経済研究センター研究顧問、９８年から現職、大阪産業大学客員教授。この間、東京外国語大学講師（中国経済論）、対外経済協力審議会委員、日本記者クラブ理事長などを兼務
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