ソニー再生―変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」

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ソニー再生―変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」

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  • サイズ 46判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532324124
  • NDC分類 542.067
  • Cコード C0034

出版社内容情報

ソニー元経営トップによる初めての著書!
異端のキャリアから生まれた経営哲学を語る!

かつて世界にその名をとどろかせたソニーは、未曽有の危機に見舞われていた――。
2012年3月期、5000億円を超える大赤字の中でソニー社長の重責を引き受けた著者は、
なにから手をつけ、復活を果たしたのか。
本書では、ソニー再生という難題に挑んだ「異端社長」の知られざる歩みを振り返る。

キャリアの始まりはCBS・ソニーでの音楽事業。
バラバラだったソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)・アメリカを改革し、
次にプレイステーション3の販売不振に悩むSCEを立て直す。
そしてソニー社長となり、巨額赤字に苦しんだ名門企業を再生。

3度のターンアラウンドに成功した「変革のプロフェッショナル」は、
異端ともいえるそのキャリアで何を身につけたのか。

「異見を取り入れろ」
「リーダーはEQが高くあれ」
「痛みを伴う改革は先送りせずやり遂げる」
「社長は自社商品の一番のファンでなければならない」......
いまの時代だからこそ求められる経営哲学を自ら語る。

【本書の構成】
プロローグ 約束
第1章 異邦人
第2章 プレイステーションとの出会い
第3章「ソニーを潰す気か!」
第4章 嵐の中で
第5章 痛みを伴う改革
第6章 新たな息吹
エピローグ 卒業

内容説明

「3度の逆転劇」に隠された秘密とは?未曾有の危機に直面した社員たちの心に火をつけ、甦らせたのは出世競争とは無縁の異端児が持つ、しなやかな信念だった―。いま明かされる「平井流経営哲学」。

目次

プロローグ 約束
第1章 異邦人
第2章 プレイステーションとの出会い
第3章 「ソニーを潰す気か!」
第4章 嵐の中で
第5章 痛みを伴う改革
第6章 新たな息吹
エピローグ 卒業

著者等紹介

平井一夫[ヒライカズオ]
ソニーグループシニアアドバイザー。1960年東京生まれ。父の転勤でニューヨーク、カナダなど海外生活を送る。1984年国際基督教大学(ICU)卒業後、CBS・ソニー入社。ソニーミュージックNYオフィス、ソニー・コンピュータエンタテインメント米国法人(SCEA)社長などを経て、2006年ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)社長。2009年ソニーEVP、2011年副社長、2012年社長兼CEO、2018年会長。2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

64
「異見」を土台に決断、推進。故に娘さんに「What is your point?」と言われた場面は笑った。様々な出会いに触れる中、歌手の久保田利伸氏の件は印象的。「覚悟」かな。踏まえての「オートパイロット」、同感。後悔先に立たず也。吉田氏招集時の各種記事は、今でも記憶に残る。有言実行という感。もう1つ象徴的な出来事は、もれなくVAIO売却。聖域なき改革で、前例を作る。既にCommodityと化したノスタルジーの打破。但し、当然結果責任を覚悟での判断。今後のSonyと同氏の動向に、引き続き注視していきたい。2022/12/20

けぴ

59
自動車業界でのトヨタvsホンダのような図式をイメージする家電業界でのパナソニックvsソニー。ウォークマンやオーディオ製品などの音響製品では絶対的優位であり、その後のVAIOでもPCでは特別感がありました。そんなソニーですがアップルによるゲームチェンジャー後はパッとしない企業に。VAIOも知らない間になくなっている。本書には平井さんによりソニーが再生したと書いてありますが、自分としてはかつてのソニーの輝きは感じません。少し高くてもソニー製品を買いたいと思わせた、カリスマ性が懐かしい……2022/12/12

なかしー

48
IQよりEQが高い人。最近経営者本をいくつか読んでますが、リーダーの方やリーダーシップを取るとは?モーレツな方がエネルギッシュに周りを牽引していくや自身の理想とするビジョンを掲げて、推進していくようなイメージを持っていたが、この方は全然違っていて驚いた。ものすご~く仕事は出来る方なのは間違いないのですが(笑) 経営危機となった時にはまずは現場の社員と久詰めで話して、今の会社の健康状態(問題点や課題など)を聴き取りする、「異見」を歓迎する、雲の上の人にならないようにする等…異端なリーダーシップだった。2024/04/22

Kiyoshi Utsugi

41
数ヶ月前に図書館で予約していたもので、ようやく順番がまわってきました。 面白かったので、結局一気読みとなり、貸出期間の2週間以内によむことが出来ました。 2017年までソニーの社長を務め、建て直した方が書かれたものなので、面白くないはずはない。 心の知能指数と言われるEQを大切にされる方というのが、よく分かりました。 CBSソニーに入社された方だったのですね。その後、プレステの建て直しを任され 、その後ソニー本社。 学生時代にマツダのRX-7に乗っておられたというのは意外でした。😀2022/10/19

オフィス助け舟

39
社長としてソニー再生に尽力した平井一夫氏の著書。逆境に屈さず、3度の変革を成し遂げた平井氏のリーダーシップ、哲学がわかりやすく説明されている。端的に言えばリーダーにはEQ(心の知能指数)の高さが不可欠とのこと。本書の中で「俺はセラピストか!」と自身を揶揄する箇所が表すとおり、従業員と直接対話し、相手の感情を受け止めながら変革を進めた経緯が書かれている。当たり前のこと、と評する「異見(異なる主張)を聴く」「責任を取る」「丸投げにしない」「専門家(エンジニア)への敬意」を真に実践する経営者の高貴さを感じる。2023/10/02

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