出版社内容情報
「失われた30年」から「輝ける10年」へ――
世界的コンサルファームが提言!
感染症や天災など、予測不能なリスクの顕在化。
テクノロジーの急速な進展と、ディスラプターの出現。
米中対立に伴う世界経済秩序のゆらぎ。
主要経済圏で進む生産年齢人口の減少……。
これらの現象は2020年代にはますます加速し、企業を取り囲む環境は複雑さを増していく。
次の10年に勝ち残る企業とは、いったいどういう存在なのか。
ボストン コンサルティング グループ(BCG)がいまグローバルで取り組んでいるのが
「Winning in the 2020s」というプロジェクトだ。
現在すでに起こっている地殻変動と、
それに対応し、生き残るために日本企業がなすべきことを提言するのが本書のねらいである。
最も重要なのは「パーパス(企業の存在意義)」を明確にすること。
このパーパスをベースに企業目標、戦略、組織、人材育成を変革するにはどうすればいいのか。
それぞれの論点についてトップコンサルタントが深掘りする。
内容説明
日本企業の勝利に向けて、ボスコンがグローバルの叡智を結集―失われた30年から輝ける10年へ。
目次
第1章 2020年代の勝者になるために
第2章 社会的価値を重視する
第3章 新時代の競争優位性を構築する
第4章 新戦略に合った組織をつくる
第5章 人材を再定義し、進化させる
第6章 企業変革を加速させる
第7章 存在意義(パーパス)に立ち還って、次の10年を勝利する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ROCKDOWN
7
新しい概念であるパーパスについて理解できた。2020/12/06
Keikoh
2
競争優位性とはあくまでも相対的な概念だ。したがって「どんな事業環境において、どの領域で、誰を顧客として、どういう価値を提供するのか、その際の競合は誰か」により何が競争優位性の源泉となるかは変化する。 日本企業の経営者が考えるべき5つのポイント=①変化を自ら「体感」する、②行動を通じて学ぶ、③トップ自らが経営会議のアジェンダを設定する、④「戦略-オペレーション-IT/データ」を常にセットで考える、⑤データを競争力に変えるインフラを構築する。 パーパスとは=「我々は何者か」「世界が求めているニーズは何か」2022/10/17
Studies
2
言わんとしていることはわかるが、漠然としている2021/10/17
low eglass
2
財務的な利益実現社会から社会的な利益の追求社会へ。そのために見通せない未来に対して守りを固め、それに打ち勝つ人材と企業理念が必要2020/10/26
satoben
2
既知のことばかりでちょっと期待外れだった印象。さすがBCGという感じで、載せるデータ・文章力には目を見張るものがあるのだが、視点が目新しいものでなかった。2020/10/11
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- 和書
- 生きるということ