良い製品開発―実践的ものづくり現場学

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良い製品開発―実践的ものづくり現場学

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532323363
  • NDC分類 509.6
  • Cコード C0034

出版社内容情報

筆者は、これまで『コストを下げれば、品質は上がる』『部品半減』『コストは必ず半減できる。』など自らの経験からあみ出した手法を、様々な企業で「部品半減・コスト半減」という側面から解説してきました。このようなノウハウももちろん重要なのですが、それを活かし実行に移す日本企業の製品開発そのものが弱体化してきています。本書は、この恐るべき事態とそこからの脱却の術を明らかにするものです。
筆者がアドバイスを行っている企業において開発現場をよく理解していないのではないかと思われる事例が散見されるようになっています。これらの企業の要請を大別すると、1赤字事業の再建、2赤字製品の黒字化、3入札案件受注のためのコストダウン、4コスト算出やコストダウン技法、製図についての教育、5筆者が開発した開発手法導入指導、といったものになります。
実際のところ筆者への要求のほとんどは、上記の123であり、4および5への要求は少ないのです。「部品半減・コスト半減」の指導をさせて、それさえうまくいけばこと足りると考えているのではないでしょうか。
メーカーの事業の赤字は様々な要因から発生しますが、その赤字の解決策は常に開発部門にあり、そのシーズ(種)は市場にある、ということに気付いていないのです。赤字の原因は会社の外にあり、解決策も外にあると考えていることこそが問題です。このことが赤字をより深刻化させ、改善に手間取る結果になっているのです。
本書は、そのようなお寒い状況にある日本の製品開発を抜本的に革新する「攻めの開発」としての「良い製品開発」を推進するもの。CADの普及と分業化が開発現場を弱体化させたとし、IP抽出、DTC開発、「製品開発企画書」に沿った開発、特許出願200目標など開発力強化の具体策を示します。筆者の製品開発理論は、ものづくり研究の第一人者である東京大学・藤本教授も高く評価しており、解説を掲載しています。

内容説明

メーカーの事業の赤字の解決策は常に開発部門にあり、そのシーズ(種)は市場にある。だが多くの企業は、現行製品に新たな機能を付加するためだけの改造設計や、上位機種へのシリーズ展開のための開発、品質問題への対応設計など、積極的とは言い難い守りの開発テーマに甘んじている。本書はそんなお寒い状況にある日本の製品開発を抜本的に革新する「攻めの開発」としての「良い製品開発」を推進するもの。IP抽出、「製品開発企画書」に沿った開発、特許出願200目標など開発力強化の具体策を示す。東京大学大学院藤本隆宏教授解説。

目次

第1章 メーカー企業は、開発の強さで成り立つ
第2章 社長が知らない開発の実態
第3章 「DTC開発」による事業再建
第4章 「DTC開発」と「ものづくり現場学」
第5章 「製品開発企画書」に沿った開発
第6章 「部品半減・コスト半減」の実際
第7章 「学ぶこと」は「まねること」から
第8章 新たな「ものづくり」へ
解説 製品開発における部品点数削減とコスト削減―三木流製品開発論の論理(東京大学大学院教授・藤本隆宏)

著者等紹介

三木博幸[ミキヒロユキ]
株式会社コスト開発研究所代表取締役社長。1964年久保田鉄工株式会社(現株式会社クボタ)入社。1964~80年研究本部において耕運機、田植え機、トラクターの開発に従事。1981~83年海外技術研修生としてニューヨークへ派遣。コロンビア大学、エッカード大学でALPを学ぶ。研究固有テーマを完成(米機械学会、米自動車学会、米農機学会員)。1983~2003年トラクターの事業革新と事業再建(トラクター、田植え機、自販機)に従事。開発製品受賞歴:グッドデザイン賞4回、社長特別賞3回。工業所有権取得:247件(特許103、実用新案132、意匠12/2007年現在)。技術部長、理事を歴任。2004年~09年クボタ機械設計株式会社代表取締役社長。2009年~現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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