出版社内容情報
ガバナンスの強化を目指した令和元年改正にどう対応すべきか。株主総会や取締役会の機能はどう変わるのか。企業の実務を知るプロが、今後の対応を徹底解説。
日産、東芝、オリンパス神戸製鋼……。著名企業による大規模な品質不正や粉飾決算など、投資家はじめ世間の耳目を集める事件が多発している。こうしたなか、企業の経営監視およびコーポレートガバナンス強化を主な目的とした会社法の改正が行われる。国会での法案成立を受けて速やかに刊行し、実務家の要請に応える。
改正により、新たな規律の対象となるのは、①監査役会を置き、株式の譲渡制限がない、②資本金5億円以上または負債総額200億円以上、③有価証券報告書の提出義務がある――の全てを満たす企業で、上場企業のほか、非上場の大企業も含まれる。本書は、今回の改正作業に携わった弁護士を中心に、会社法と企業実務に精通するプロが、上記の改正内容と企業における実務対応を150のポイントに分けてQ&A形式で解説する。社内での検討と速やかな準備に欠かせない一冊。
内容説明
ガバナンスの規律を強化。株主総会や取締役会の機能はどう変わるのか。企業法務のプロが150のQ&Aで実務への対応を徹底指南!
目次
第1章 総論
第2章 電子提供制度
第3章 株主提案権
第4章 取締役の報酬等
第5章 補償契約
第6章 役員等のために締結される保険契約
第7章 社外取締役の活用等
第8章 社債の管理
第9章 株式交付
第10章 その他の改正
著者等紹介
岩崎友彦[イワサキトモヒコ]
長島・大野・常松法律事務所弁護士。1995年東京大学法学部卒業。1997年第一東京弁護士会登録。2002年Harvard Law SchoolにてLL.M.取得。その後2002~03年Schulte Roth&Zabel LL.P(ニューヨークオフィス)、2003~05年法務省民事局参事官室(会社法立案作業担当)にそれぞれ勤務
西村修一[ニシムラシュウイチ]
長島・大野・常松法律事務所弁護士。2004年早稲田大学法学部卒業。2005年第一東京弁護士会登録。2011年University of Southern California Gould School of LawにてLL.M.取得。その後2011~12年にHerbert Smith LLP(ロンドンオフィス・東京オフィス)、2012~13年に住友商事株式会社にそれぞれ勤務。2018年~青山学院大学大学院法学研究科非常勤講師
濱口耕輔[ハマグチコウスケ]
長島・大野・常松法律事務所弁護士。2001年東京大学法学部卒業。2003年東京大学大学院法学政治学研究科修了。2006年第一東京弁護士会登録。2012年University of Virginia School of LawにてLL.M.取得。その後2012~13年Sullivan&Cromwell LL.P(ニューヨークオフィス)にて勤務。2016~18年東京大学法学部非常勤講師(民法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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