出版社内容情報
稀代の天才、マスクの影響は、米国の製造業を飛び越え地球規模に及んでいる。シリコンバレーの取材記者が、その全貌を解き明かす!本書は、マスクの伝記ではない。
稀代の天才を生み出した「イーロン・マスクの時代」全体を読み解くものだ。
地球の温暖化防止と火星への移住法の確保という人類規模の壮大な目標を掲げるその個性は
現代の起業家の中でも突出している。
ベンチャーとしては極度にリスクの高い重厚長大産業に死に物狂いで挑み、
米国のものづくりを復活させつつある。
「マスク・エフェクト」は単に自動車や宇宙産業の中にとどまらず、
広く交通、エネルギーのインフラ、都市開発全体、さらには政治にまで及ぶ。
本書はマスク本人の素顔から、その影響までを幅広く描く。
マスク本人についての書籍は、すでに何冊か出ている。
しかし、シリコンバレーの空気感や時代背景、マスクのインパクトまで分析した本はまだない。
「日経の現地特派員」ならではの視座にもとづいた力作だ。
CHAPTER1 さらばアップル
CHAPTER2 ロボットと愛
CHAPTER3 解けるエジソンの呪い
CHAPTER4 「ザッカーバーグは分かってない」
CHAPTER5 トランプとの伴走
CHAPTER6 マルキシズム2.0
CHAPTER7 アキレスと2匹の亀
CHAPTER8 米都市の生と死
CHAPTER9 アイアンマンのダークサイド
CHAPTER10 起業家の建国神話
CHAPTER11 方舟と民主主義
CHAPTER12 トム少佐の退屈
兼松 雄一郎[カネマツユウイチロウ]
著・文・その他
内容説明
EV、都市開発、人類の火星移住…奇才の野望とともに世界は変わり始めた。前シリコンバレー特派員が実態に迫る!
目次
さらばアップル―米国製造業の革命
ロボットと愛―トヨタをあざ笑う
解けるエジソンの呪い―電力の未来
「ザッカーバーグは分かってない」―AI終末論
トランプとの伴走―近似形の二人
マルキシズム2・0―シリコンバレーの不安
アキレスと2匹の亀―異端投資の生態系
米都市の生と死―蝸牛とブガッティ
アイアンマンのダークサイド―殺人マーケティング
起業家の建国神話―物語が育むアメリカ
方舟と民主主義―紅いディストピア
トム少佐の退屈―マスクがまだ語っていないこと
著者等紹介
兼松雄一郎[カネマツユウイチロウ]
日本経済新聞記者。1979年兵庫県生まれ。東京大学文学部卒。2005年、日本経済新聞社入社。財務省、素材、エネルギー、建設・不動産、電機・ゲーム、医薬、自動車、通信などの業界を担当。2013年10月から2018年3月までシリコンバレー支局特派員。東京本社編集局企業報道部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
inami
hana87
ココアにんにく
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