出版社内容情報
もう株主に文句は言わせない! 成長と価値創造を続けるバフェット流の真髄を明かし、今求められる究極の経営モデルを提示する。◆いま注目すべきは経営者としてのバフェット
永続的に価値を生むバフェット流の真髄は、DCFモデルを活用した価値創造バリュードライバーの見極めにある。経営資源の配分から財務戦略まで、いま求められる経営の在り方を、バフェットから学ぶ。
◆投資は不確実だが、経営には成功法側があり、バフェットはそれを実践している
「ビジネスの経験が投資に役立ち、投資の経験がビジネスに役立っている」――バフェットは、株の銘柄選びの達人として世界中に知られている。ただ、彼が投資会社のバークシャー・ハサウェイを40年間、年率25%で成長させてきた理由はこれだけではない。資本の使い方や事業の見極め、経営者(事業部門トップ)の育成など、彼の事業を掘り下げていくと、賢く経営するための単純なモデルを見出すことができる。
◆企業価値の永続的な創造による成長を実現する
「投資」と「経営」の二刀流で成功しているバフェットの実践するモデル。そこにある揺るぎない原則とは何か。
それは、ROEでも、EV/EBITDAでもない、古典的なDCFモデルの活用である。多くの企業がこの手法を採用することで、利益を上げることができる。バフェットは投資家として成功した要因を経営にも活かすこと、つまり、投資家に不可欠な企業価値評価の視点を経営における価値創造に活かすことで、経営者としても成功したのだ。
もの言う株主の台頭により、いま企業経営において最も重要なテーマとなった「企業価値の永続的な創造」と「成長の持続」は、どうすれば達成できるのか? 本書は、ファイナンス理論に精通し、同時に、ROEほか企業の価値を計る指標が経営にもたらすリスクに警鐘を鳴らし続けてきた筆者が、そのヒントをバフェット流から探り出すもの。
序 章 そうだ、バフェットに聞いてみよう
第1章 「二刀流」企業価値創造経営――企業価値創造は結果ではなく目的である
第2章 「二刀流」財務マネジメント??資金配分こそバフェット流企業価値創造のカギ
第3章 取締役会の役割??本当に株主の利害を代表できているのか
第4章 株主の役割??「二刀流」に学ぶ株主への対応と株主としての行動
終 章 バフェット流を実践するチェックリスト
手島 直樹[テジマナオキ]
小樽商科大学准教授
慶應義塾大学商学部卒。米ピッツバーグ大学経営大学院MBA。
1996年、アクセンチュア入社。2001年、日産自動車入社。財務部、IR部を経て、2009年に独立し、インサイトフィナンシャル株式会社設立、代表取締役就任。2015年4月より、小樽商科大学准教授。
著書に『ROEが奪う競争力』『まだ「ファイナンス理論」を使いますか?』(日本経済新聞出版社)、『グロービッシュ実践勉強法』(日本実業出版社)。
内容説明
ガバナンス改革が進展するなかでカギとなるのは、「安心してください、儲けますよ」と投資家や株主を結果で納得させられる企業になれるかどうかです。企業の目的は、まずは儲けることです(もちろん倫理的にですが)。儲けがすべての問題を解決してくれるのであって、あえて言い切るなら、それ以外は余事なのです。では、バフェットの「二刀流」に隠された企業価値創造のヒントを、いっしょに学んでいくことにしましょう。
目次
序章 そうだ、バフェットに聞いてみよう
第1章 「二刀流」企業価値創造経営―企業価値創造は結果ではなく目的である
第2章 「二刀流」財務マネジメント―資金配分こそバフェット流企業価値創造のカギ
第3章 取締役会の役割―本当に株主の利害を代表できているのか
第4章 株主の役割―「二刀流」に学ぶ株主への対応と株主としての行動
終章 バフェット流を実践するチェックリスト
著者等紹介
手島直樹[テジマナオキ]
国立大学法人小樽商科大学ビジネススクール准教授。CFA協会認定証券アナリスト。公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。慶應義塾大学商学部卒。米ピッツバーグ大学経営大学院MBA。1996年、アクセンチュア入社。2001年、日産自動車入社、財務部、IR部を経て2009年に独立し、インサイトフィナンシャル株式会社設立。2015年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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