いたいコンサル、すごいコンサル―究極の参謀を見抜く「10の質問」

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いたいコンサル、すごいコンサル―究極の参謀を見抜く「10の質問」

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532320980
  • NDC分類 336.83
  • Cコード C0034

出版社内容情報

口先だけで期待に応えられないコンサルタントに痛い目に遭ったことはありませんか? 10の質問で、できるコンサルを見抜きます。同僚、先輩、経営者、発注者としてコンサルの世界を見てきた筆者が、できるコンサルを見抜くために必要な10の質問を明示。10の質問の背景に、どのようなコンサル業界事情と思考法が存在するのかを明らかにします。
「明日の朝から」行動をどう変えるべきかを提案できるか、社内の意思決定者を見抜けるか、「年契約」はお薦めできない、コンサルを起用すべきではないテーマ、文化歴史教養オタクのコンサルにも注意などなど、コンサルには耳が痛い内容が満載。コンサルが、クライアントを強くするためのには何が必要なのかも明らかにします。アナリストからパートナーまで16年間つとめてきた経験を駆使して、良いコンサルの見抜き方、活かし方を本音ベースで解説します。



序 章 「第四世代」に突入したコンサルティング業界

いたいコンサル、すごいコンサルを見抜く「10の質問」


 質問1 「わが社の属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか?」
 
 質問2 「今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?」

 質問3 「わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか?」

 質問4 「わが社が競合に勝つために取るべき最も重要なアクションは何ですか?」
 
 質問5 「わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか?」
 
 質問6 「現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点は何ですか?」

 質問7 「わが社の『意思決定プロセスの特徴』はどう見ていますか?」
 
 質問8 「今回のプロジェクトは成功報酬でお支払いしてもよろしいですか?」
 
 質問9 「過去のプロジェクトで最長のもの、最大の効果を出したものは何ですか?」

 質問10 「今回のプロジェクトにあなた自身は、どれだけの時間を使ってもらえますか?」

コンサルティング業界の内憂外患
 
 ? 成功する人、失敗する人
 ? 業界に長居しすぎると事業会社に受け入れられず?
 ? 入社試験は数字感覚とケーススタディ
 ? 社内での人事評価と昇格
 ? 若手を育てるコーチング方法
 ? コンサルタントとリベラルアーツ
 ? 成功プロジェクト、失敗プロジェクトの例

長谷部 智也[ハセベトモヤ]
(株)TSIホールディングス上席執行役員事業戦略本部副本部長
北海道札幌市生まれ。 東京工業大学大学院修了、ミシガン大学ビジネススクール修了(MBA Essentials for Executive Education)。三井住友銀行、A.T. カーニー、べイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドを経て現職。べインでは日本オフィスのパートナーとして、業績改善プラクティス日本地区代表、金融プラクティス日本地区代表などを歴任。16年に及ぶコンサルティング経験において、金融業界、消費財、小売業界等のクライアントの幅広いテーマのコンサルティングを手懸ける。2015年より事業会社に転じる。著書(共著)に、「企業価値4倍のマネジメント」(日本経済新聞出版社)がある。経済同友会会員、IMA(国際経営者協会)理事。

内容説明

仕立ての良いスーツを身に纏い、話がやたらとうまく、年上に見られるように髭を生やしていたり、「人間的な奥深さ」を演出するために、教養豊かであったりするコンサルタントには注意が必要!業界事情を知り尽くした元コンサルタントが明かすコンサル選びの必勝ノウハウ。

目次

「第四世代」に突入したコンサルティング業界
いたいコンサル、すごいコンサルを見抜く「10の質問」(「わが社の属する業界の歴史と構造変化をどう見ていますか?」―「業界構造」に精通しているか?;「今回お願いするプロジェクトの最終提言の仮説は何ですか?」―最終提言を「第0日に30秒」で語れるか?;「わが社の中期経営計画で鍵となる施策とその利益効果の根拠は何ですか?」―どんな数字も「自由自在に」つくれるか?;「わが社が競合に勝つために取るべき最も重要なアクションは何ですか?」―能書きではなく「アクション」至上主義か?;「わが社の周辺事業への展開についてどうお考えですか?」―すらすらと「定石」が出てくるか?;「現在のわが社の戦略で誤っている点、見逃している点は何ですか?」―「直言」できるか?;「わが社の『意思決定プロセスの特徴』をどう見ていますか?」―組織の「空気感」が分かるか?;「今回のプロジェクトは成功報酬でお支払いしてもよろしいですか?」―「成功報酬」を歓迎するか?;「過去のプロジェクトで最長のもの、最大の効果を出したものは何ですか?」―「長いプロジェクト」経験が多いか?;「今回のプロジェクトにあなた自身は、どれだけの時間を使ってもらえますか?」―「パートナー」がしっかりと時間を使うか?)
コンサルティング業界の内憂外患(成功する人、失敗する人;業界に長居しすぎると事業会社に受け入れられず?;入社試験は数字感覚とケーススタディ;社内での人事評価と昇格;若手を育てるコーチング方法;コンサルタントとリベラルアーツ;成功プロジェクト、失敗プロジェクトの例)

著者等紹介

長谷部智也[ハセベトモヤ]
北海道札幌市生まれ。東京工業大学大学院修了、ミシガン大学ビジネススクール修了(MBA Essentials for Executive Education)。三井住友銀行を経て、コンサルティング業界に転じ、A・T・カーニー、ベイン・アンド・カンパニーで16年に及ぶコンサルティング経験。ベインでは日本支社のパートナーとして、金融プラクティス、業績改善プラクティスをリード。ベイン退社後、事業会社に転じ、国内大手総合アパレルの株式会社TSIホールディングス上席執行役員を経て、同社特別顧問。現在は、クレジットカード国際ブランドの日本地区上席副社長に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YJ

5
非常に面白かった!コンサルタントはあくまで事実を積み上げ、理屈で考えて、合理的な答えを出すプロである。会社を変えることができるのは、コンサルタントではなくX社の経営層とプロジェクトメンバー自身である。2017/04/27

tkokon

3
【その通り】知人による力作。私自身は業界を離れて10年以上経っているが、在籍時の感覚・離職後に間接的に聞く話から、本書の内容は「あるある」「うんうん」「その通り」なことばかり。等身大の業界像だと思う。ある意味コンサルは「保険」に似ている。本当に保険を必要とする人は保険料を払えない。保険料を余裕で払える人は、そもそも保険を必要としない。そもそも自身はコンサルを使う必要があるのか?使う前提(余力・必要性・実力)が揃っているか?ということを見極めるために本書はとても役にたつ。2016/10/14

のぞみ

3
10の質問はどれも手厳しいが、答えなきゃいけないもの。これを、文中の模範解答のレベルではなく、もっともっと掘り下げたレベルで答えられなきゃいけない。2016/10/10

aoi

2
コンサルってかっこよさそう、頼れそう、効果ありそう……でも本当に? というかねてからの思いに「依頼者の選択眼と接し方による」という答えを得ました。前者のお話はなんだか音大選びをしたときとリンクします。音大のピアノや歌など専攻のレッスンは固定の先生が持つのが通例。そのため、どの音大に行くかよりもどの先生に付くかがどんな演奏者になるかに大きく影響します。コンサルタントも、1社1社個別の案件との付き合いとなり、あそこもここも同じサービスをしておけばいいとはならないからこそ、パートナー選びが大切なんですね。2017/10/12

2
企業価値を上げるコンサルティングは心掛けなければならない。何系コンサルティング会社のレポートか分からないものを前職では多く見てきた。ネットバブルが崩壊して、これから慎重に市中がなっているらしい。業界のプロフィットプールをバリューチェーンごとに描くことが自分には足りていない。各ステップに分けてステージでテコ入れをしていく、数字力を磨こうと思った。2016/09/28

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