出版社内容情報
「株式会社ニッポン」は安倍政権のガバナンス改革で、どう生まれ変わったのか。年金・機関投資家がさらに新たな変革を迫る。
内容説明
鳴り物入りで始まった“安倍政権・ガバナンス改革”。日本企業はどう変わり、何を積み残したのか。ESG、集団的エンゲージメント、アクティビスト―。年金・機関投資家が新たな変革を迫る。
目次
第1章 ガバナンスは変わったか(企業に押し寄せる大波―「集団的エンゲージメント」「ESG」など続々;ガバナンス大改革の理想と現実)
第2章 問われた経営戦略と資本コスト(「ROE至上主義」の死角;ガバナンスを機能させる条件(ケーススタディー)オムロン
「日本版コーポレートがバナンス」の紆余曲折
ある社外取締役のガバナンス奮闘記)
第3章 エンゲージメントの現場から(広がる「対話」―浮き彫りになる格差 編集部座談会;それでも山は動き出した―運用会社らが明かした活動ぶりと本音(「スチュワードシップ・コードへの対応および投資先企業に対する『対話』についてのアンケート」から)
「対話」が生んだ新戦略の軌跡(ケーススタディー)サンゲツ)
第4章 機関投資家―その実像と実力(アクティビストが導く企業改革;「対話」を謳う運用戦略、その真価)
第5章 動き出した市場の巨人「年金基金」(GPIFなど公的年金が旗を振る「ESG投資」;「共同エンゲージメント」で増す交渉力(ケーススタディー)企業年金連合会
年金基金はこう動く―日本版スチュワードシップ・コードへの署名 企業年金の2割強が検討)