社員参謀!―人と組織をつくる実践ストーリー

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社員参謀!―人と組織をつくる実践ストーリー

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532320775
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

3割の人を動かせば会社は変えられる。事なかれ組織をアグレッシブに転換。「社員参謀」と呼ばれた男のドラマに学ぶ組織改革の要諦。

内容説明

ある晴れた日、グローバル企業「コーティング・ワールド社」高機能材料事業部長の姿晋介は、副社長室で、グループのM&A戦略で合併した関連会社「ディベロプメント・ジャパン(DJ社)」へ出向を命じられる。会社の誰もが、6月の株主総会で役員昇進と期待していただけに、まさに晴天の霹靂だった。失意の底に落ちた晋介だったが、あることをきっかけに、パートナーの本城恵美、援助者の高杉正人の支援を得ながら、「新しい組織開発の実践」へ、DJ社で「草の根リーダーシップ」を広げる手立てを打つ。そして、2社の組織文化を活かし新たな価値を創造する道を、DJ社で働く社員と共に歩み始める。宿命のライバルであるDJ社社長・檜垣真吾との心の葛藤を乗り越えていく晋介。トップ・リーダーが変わるとは何か?新しい組織開発の実践は、働く人々にとって、いかなる意味を持つのか?リーダーの言葉が社員に届く、組織文化が変わる実践の姿をリアルに描く。

目次

第1章 姿晋介出向を命ず!―こだわった「役職の昇進」から人としての「成長の昇進」へ(晴天の霹靂;使命の扉 ほか)
第2章 「最大の宿敵」から、「最高の戦友」へ―誰が新しい組織開発(OD)を構想するのか?(目の前の現実を変える;桧垣真吾と姿晋介が描く、DJ社の組織開発構想とは? ほか)
第3章 本城恵美の真剣勝負―「社会が始める組織開発」から「役員が起こす経営開発」へ(「DJ社新しい組織開発のトップ・リーダーメッセージ」;冷めた反応 ほか)
第4章 眠れる獅子が目を覚ます時―「一人の発案」から「衆知の結集」へ(草の根のリーダーシップを掘り起こす道;冷めた現場を変える ほか)
第5章 その時、三割のくせ者が動いた―「命令の合理化計画」から「自ら変わる変革ビジョン」へ(三つの方向性を「変革ビジョン」へと変える―檜垣真吾の決断を支える姿晋介の働きかけ;檜垣真吾と姿晋介が準備する次の一手 ほか)

著者等紹介

荻阪哲雄[オギサカテツオ]
東京生まれ。株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役。多摩大学経営情報学部客員教授。専門は、組織開発論、ビジョン・マネジメント論。多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了(MBA取得)。警視庁、ベンチャー企業勤務の後、一橋大学・山城章名誉教授の経営研究所へ。プロジェクトマネジャーを経て1994年、組織風土改革コンサルティングファーム、スコラ・コンサルトの創業期に参画。同パートナーに就任。2007年、独立。組織開発のビジョン実践手法「バインディング・アプローチ」を開発、提唱してチェンジ・アーティストを創業。代表に就任。2016年、多摩大学経営情報学部客員教授就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またおやぢ

10
組織開発の必要性が叫ばれて長いが、組織開発の進め方を系統立てて整理した文献は少ない。著者の長年の経験から組織開発の要点がまとめられた本書は、トップダウンとボトムアップを融合させたバインディング・アプローチでの組織変革を提唱している点で興味深い。著者のコンサルティング技術を惜しげもなく開示していることに好感を覚えるが、一つ一つの内容については説明不足であるのが残念。これは関連書籍を読めということなのか?いずれにしろ、折に触れ読み返して理解を深め、その導入によって知恵を獲得するのに役立つ一冊。2016/10/18

スプリント

5
組織開発のノウハウをストーリー仕立てで学べる内容になっています。役員の組織開発と社員の組織開発の2つの視点から取り組むことが重要であることがわかります。ストーリーも面白いので読み物としてもお勧めです。2016/07/31

ゆう

3
本書は、組織開発をテーマにした企業小説だ。舞台となるDJ社は2社が合併してできたCW社の子会社。定期的に親会社から出向されてくる経営陣により方針変更が重なり、乾いたぞうきんを絞るコストダウンが続く。その結果、現場のやる気が失われている。そこに親会社から主人公の姿晋介が組織開発担当として送り込まれ、組織を変えるために奮闘するという物語だ。著者の荻阪氏がコンサルタントとして組織開発に関わり、メゾットをまとめた内容をストーリー仕立てで伝えていて、一般の企業小説に比べて体系的な学びに繋がる点がとても良い。2018/10/08

おのちん

3
★★★☆☆:ストーリー形式なので読みやすい。けど、即使えるネタという訳ではない。ただ、読む価値はあると思う。2018/09/28

YIYI

1
会社の人に勧められて読んだ。大きな目標のために眼の前の人に誠実に向き合う中で周りが変わっていくこと、流れやタイムスパンがリアルだと感じた。すっかり変わらない組織に疲れ切っていて斜に構えて読み始めたが、本を閉じるたびに、これを自分の部署に置き換えると何ができるだろうなどと思わず考えてしまった。これも主人公に触発されたものかもしれない。果たして私は続けたいのか、辞めたいのか。。。 あと、多くの本では部下への対応に関する内容が多いが、これは上司にも部下にもアプローチしていて実践的だった。2022/05/28

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