内容説明
なぜ、こういう本がいままで一冊もなかったのか?文章が速く、正確に書けるだけではない!発想力も鍛えられる驚きのノウハウ!日米でベストセラーを世に送り出した編集のプロが、「デジタル時代の知的生産の技術」を大公開。
目次
書くことの意味はこんなに変わった
デジタルの大問題=漢字変換をサクサクやる方法
思考スピードの文章術=登録機能を自由発想で使いこなす
発想力を高める=置換、検索の本当の威力とは
「送らないメール」も縦横に活用する
読みやすい文章のトータルデザイン
一見トリビアのようでも大事なノウハウ
魔法のスマート日記術
会社全体でデジタル文章術
良い日本語を書くための主語、和語、漢語のマネジメント
デジタルにはリスクもいっぱい
著者等紹介
河口鴻三[カワグチコウゾウ]
山梨県北杜市生まれ。1971年一橋大学社会学部卒業、1978年スタンフォード大学コミュニケーション学部修士課程修了。講談社現代新書、『月刊現代』などの編集を担当。その後、日本の出版社でも世界に通ずる仕事ができるはずと、1989年にニューヨークの講談社アメリカで日本関連のテーマに限らず、英語での出版をスタート。日本とアメリカで活躍した伝説的編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しらい
2
本書を読みながら、頭の中にあったのは、Macに搭載された「ライブ変換」機能のことだった。文字をうちこむときに、スペースキーを押すことなくひらがなが漢字に変換されていく。「すごく便利だ」と思っていた反面「ここはひらがながいいのにな」という時もしばしばあった。和語と漢語が日本文で与える影響は大きい。この文章もやや漢語が多めで「かたい」印象を与える。和語や漢語の使い分けなんてのは基本的なのだけれども、もう一度ぼく自身の文章をみなおしてみたい!この本を読んでそう思うことができた。2016/02/06
ながつき ゆう
1
デジタルで文章を書くことならではの効率的な使い方が書かれている。特に、タイピングでは英語より不利(理由は本書にて)な日本語をどう扱うかに重きを置いており、日本語をタイプすることへの一考になると思う。2016/08/28
葉
0
書くことが最近上手くないと心から思うようになった。文書を書くことは発想の幅を広げることらしい。リマインドの活用を意識して難しいメールには心理的コストを負担して2回に分ける、メール本文は10センチで区切る、和語と漢語を使い分ける必要がある。2016/08/25
ozapin
0
面白いテーマだと思うんだけど、ちょっとマニアック過ぎた。2016/05/03
そせじ番長
0
かな漢字変換から、メールソフト、文体論、校正、ビジネスまでのトリビアだらけ。いろんな内容が散りばめられた本だけど、役に立たないどころか効率を下げそうなものもある。一種のファンタジーだと思って読んでもいいかもしれない。IMEを開発したことのある人間としては細かく変換していくスタイルの推奨は困るのだけれども、個人としてはワープロ黎明期からその方法でやってきたので理解出来る内容。変換のリズムってのがあるんだよね。2016/03/28