出版社内容情報
「メガネは涙を流せません」（金鳳堂）、「年賀状は、贈り物だと思う」（日本郵政公社）。ついつい読んでしまうあの広告には何かがある。名著『名作コピー読本』の著者が、思いが伝わる文章の書き方を指南する。
内容説明
人を動かす文章、読ませるコピーはどう作るか？多くの広告業界関係者が影響を受けたベストセラー『名作コピー読本』の著者がレクチャーする文章作成講座“永久保存版”。
目次
コピーの入り口
コピー表現のクォリティ
聞き質す力
観察する力
思いの力
説明力
おトク情報
気のサービス
音のコピー
コピーのストック
日本語表現の力
書くトレーニング
著者等紹介
鈴木康之［スズキヤスユキ］
東京コピーライターズクラブ（ＴＣＣ）会員。第一期１９６３年入会。１９６８～２００３年コピー年鑑審査委員などを経て２０１１年コピーの殿堂入り。広告学校全２５期ほか宣伝会議コピーライター養成講座など講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田氏
3
既刊の「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」「文章がうまくなるコピーライターの読書術」を再編集し一冊に集約した分厚い本。まがいなりにも物書きの端くれの元結の切り外しである身としては、ページを捲るごとになるほど、そうか、そうでしたか、知りませんでした、考えもしませんでした、すみません、申し訳ありません、生きてて申し訳ございません、という具合に、生命に危険を及ぼす程度には勉強になった。改めて「人に読んでもらう」ことを考える次第である。でも、この感想欄くらいは自分本位で身勝手で迂遠で晦渋な文を書かせてほしい。2016/09/26
kentaro mori
2
⚫️コピーは書くものではない 読んでもらうものである⚫️創造ではない 発見である⚫️コピーライティングとは気の発露である⚫️広告コピーは大衆宛ではなく個人宛の手紙である⚫️書くこととは書き直すことである2018/10/31
aoi
2
サクッと読了。豊富な名コピーの例に触れられることだけでも面白いが、それぞれに名解説がついておりどういう切り口でそのコピーの良さを表現すればいいかを示してくれるのが一層面白い。2016/10/23
ことよん
2
良かったです(^^)日本語の素晴らしさ、コピーとは、どういうものか少しわかった気がします。そして、自分たちの仕事にも通じるボイントがありました。新聞や電車内のコピーを以前より、よく読むようになりました。2016/02/13
田中峰和
2
サントリー宣伝部でコピーライターだった開高健と山口瞳。そんな文章家が広告コピーを書いていた時代もあったのだ。この本もかなり古い時代の名コピーを紹介。土屋耕一、魚住勉、糸井重里、仲畑貴志などかつてのコピーライターブームの作品も紹介される名作コピー集だ。彼らが活躍した時代、写植屋さんがいて、版下屋さんがいて、いまは存在しない職種の人も含め大所帯でチームを組んで仕事をしていた。他の産業界同様、広告業界も職種の消滅とともに役割が統合され、一人ひとりの役割はどんどん増えた。今、コピーだけ書く人はどれくらいいるのか。2015/08/08
