出版社内容情報
「自分で解決を求めずに、人の真似をするな」「過去のデータは百害あって一利なし」――。日々の仕事の中で、変化への対応力を磨くには何が必要か。セブン&アイHLDGS会長が40年間社員に語り続ける仕事の原則。nbb『鈴木敏文 考える原則』とnbb『鈴木敏文 経営の不易』から厳選した、仕事に役立つ鈴木語録約150語に新しい言葉を加えて収録。
内容説明
セブン&アイHLDGS会長が40年間社員に語り続ける、自己革新力の磨き方。変化をチャンスに変える極意。
目次
第1章 変化をとらえる
第2章 仕事に踏み込む
第3章 昨日の続きを断つ
第4章 変化をつかむ情報収集の仕方
第5章 仮説を立てて情報に向き合う
第6章 自己差別化を徹底する
第7章 原理原則を貫くのがリーダーの仕事
第8章 マネジメントの要諦
著者等紹介
緒方知行[オガタトモユキ]
1962年、早稲田大学卒業後、「商業界」取締役編集長などを経て独立。現在、月刊誌「2020 VALUE CREATOR」の編集主幹。商業・流通分野のジャーナリスト
田口香世[タグチカヨ]
大分県出身。東洋英和女学院大学卒業。「2020 VALUE CREATOR」編集主幹・緒方知行氏のアシスタントを経て、2007年に同誌編集長に就任。流通ビジネス全般および顧客接点の店頭をベースにしたフィールドスタディを徹底的に重ね、豊富な事例をベースにして執筆・講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポタオ
13
小売業に従事する人にとっては、全ての原則が当てはまると思います。他の業種の人にとっても勉強になると思います。仮説を立て、実践して、検証する。このサイクルをいかに高速で回せるかが仕事の出来不出来を決まるのかなと。2021/11/30
中島直人
11
(図書館)変化と意識。この二つのキーワードに関するエピソード、想いが、これでもかこれでもかと語られている。全てそれに尽きるのではとの印象。2018/05/01
星☆
3
変化は必ず世の中の新しい潜在需要を生み出すが、これに応えることのできるものにはチャンスが、そしてこれに背を向けた者には危機が訪れる。 ぶれない経営者の具体的な原則がわかりやすく伝わります。2015/02/01
くものすけ
2
経営者として素晴らしい考え方を持っている。セブンイレブンを立ち上げ育てた人なので実力は万人が認める。大事なデータは記憶するべきものなのでコピーは取る必要は無い。トイレは何時間毎に掃除するというマニュアルは不要、汚れたら掃除するもの。POSのデータは過去の物なのでこの分析をしても将来売れるもののの判断は出来ない。消費者は本当は自分が買いたいものが良く分かっていないので、店側で提供していかなければならない。アンケートを取って買いたいものを調査したところで答え得られない等、マーケティングの根本問題を見抜いている2018/06/12
しまも
1
イオンとセブンアンドアイの大きな違いはなんだろうというのを以前から気になっていたので手に取ってみました。結果、 ①情報の取り扱い方が違うこと ②仮説思考の推奨(単なるトップダウンの経営ではなくて、現場に考えさせる) ③商品開発ベクトルの違い(イオンは幅広い商品があるが低価格路線なのに対し、セブンアンドアイはあえて低価格路線という価格競争をせずに商品の質を追求)が大きな違いなのかなと思いました。久々に色々と考えさせてくれる本に出会ったので読んでいて楽しかったです。2015/08/09